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みんなの気持ちを絵はがきにのせて 横芝光町からベリーズへ

2024.07.08

千葉県横芝光町の小学生がカリブ海の小国ベリーズの小学生に向けて絵はがきを作成しました。

いよいよ始動「ベリーズ絵はがきプロジェクト」!

 皆さん、ベリーズという国をご存じですか?ベリーズは、中央アメリカに位置し、カリブ海に面した四国ほどの大きさの小さな国です。2020年東京オリンピック・パラリンピックでベリーズのホストタウンを務めた千葉県横芝光町は、以来ベリーズとの交流を継続しています。
 2024年度の交流計画は、題して「ベリーズ絵はがきプロジェクト」!同町の小学生が、ベリーズの小学生と絵はがきの交換を通じて交流します。現在、同町の小学校5校で子供たちがベリーズに送る絵はがきを作成してくれています。参加してくれた学校のうちの1校、横芝光町立光小学校の6年生の教室を7月3日(水)に訪問し、絵はがきの様子を取材してきました。
 同校の6年生計52名は、6月から「総合的な学習の時間」を使って、下書き、英語への翻訳作業などを重ね、訪問当日は実際に送る絵はがきへの清書作業をしてくれました。作業に入る前に、ベリーズの子供たちからの「こんにちは。元気?日本はどう?お名前は?さよなら。Welcome to Belize!」と言う日本語でのメッセージ動画を見て、絵はがきを受け取るベリーズの子供たちを想像しながら、みな一生懸命絵はがきを書いてくれました。絵はがきには、日本や千葉県の素敵な場所、自分の好きなことやベリーズの子供たちに向けた質問などが全て英語で書かれています。どれもきれいな挿絵入りで、子供たちによってはタブレットで調べながら、複雑なベリーズの国旗も丁寧に描いてくれていました。児童の一人に絵はがきを通じてどんなメッセージを伝えたいか尋ねたところ、「日本に来てほしい!」と笑顔で答えてくれました。
 英語で書かれた立派な絵はがきに驚いていると、6年1組の担任小川梓先生は、「子供たちはこれまでも外国語活動で日本の良いところを伝える学習などをしており、そうした学習を絵はがきに生かして書いてくれました。分からないところは、Google翻訳なども活用して英作文をしました」と教えてくださいました。
 今回の絵はがきプロジェクトには、今回訪問の光小学校を含め5校から、3~6年生の児童176名が参加してくれる予定です。作成された絵はがきは、コロザル町でJICA海外協力隊として環境教育分野で活動する白井亜奈隊員に届けられます。その後、白井隊員の協力を得て、コロザル町の小学生が絵はがきの返事を書いてくれる予定になっています。ベリーズの子供たちが届いた絵はがきにどんな反応を見せてくれるのか、今からとても楽しみです。

作業前に、ベリーズの子供たちから動画のメッセージを視聴

丁寧に清書します。

完成した写真と一緒に

難しいベリーズの国旗も丁寧に描いてくれました。

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