12か国の観光行政官 発展を続ける港町「横浜みなとみらい」視察

2023.09.28

9月3日より開始した課題別研修「観光マーケティング・プロモーション −ニューノーマルに向けて-」では、12か国13名の観光行政官が日本各地の観光地を視察します。第二弾として今回、横浜みなとみらいを訪れ、横浜の観光マーケティングや観光誘致の手法を学びました。

発展を続ける「横浜みなとみらい」で学ぶ観光振興

課題別研修「観光マーケティング・プロモーション‐ニューノーマルに向けて」の研修員13名が、9月8日に横浜みなとみらいを訪れました。視察の目的は、発展を続ける港町「横浜みなとみらい」の観光振興を学ぶこと。
1965年(昭和40年)に、横浜市はあらたな都市づくりの構想として「六大事業」を発表し、その筆頭に挙げられていたのが都心部強化事業でした。そこから「みなとみらい 21」と呼ばれる都心臨海部の整備事業が始まりました。構想から60年が過ぎた現在も、「横浜みなとみらい」は発展を続けており、今回の視察は、自国に港を持つ研修員たちに深い学びを与えました。

「横浜みなと博物館」での集合写真

今と昔が交差する「横浜みなとみらい」

最初に訪れた「横浜みなと博物館」では、港町横浜の歴史と発展の様子について展示を通して学びました。港町として発展し続ける横浜の姿は、観光振興を学ぶ研修員たちにとって様々なヒントを与えていました。
次に視察した「赤レンガ倉庫」では、平日では1万人、休日では2~3万人が訪れる赤レンガ倉庫の歴史等をお伺いし、文化遺産を活用した観光の在り方について学びました。
午後は、2グル―プに分かれ「横浜ハンマーヘッド」と「パシフィコ横浜」を視察しました。「横浜ハンマーヘッド」では、鎌倉紅谷の「くるみっこファクトリー」等で行われている体験型ワークショップの紹介や、施設の名前にもなっている「ハンマーヘッド」の解説等も交え、今と昔が交差している「横浜ハマーヘッド」の魅力について説明頂きました。「パシフィコ横浜」では、近隣の飲食店等と連携したクーポンの配布といった地域連携の取り組み事例等について説明頂き、参加した研修員たちから沢山の質問が寄せられました。

「横浜みなと博物館」のデジタル展示を楽しむ研修員

「赤レンガ倉庫」視察の様子

最後は、全員で「横浜中華街発展会協同組合」を訪問し、世界で一番安全な中華街「横浜中華街」の取り組み手法を学びました。景観と治安維持等の取り組み課題においては、抱える悩みは同じようで、注意喚起してもなかなか浸透しないもどかしさには、研修員も深く頷き共感する様子が見受けられました。

「横浜中華街発展会協同組合」視察の様子

「横浜みなとみらい」視察を終えて

「横浜みなとみらい」視察では、今と昔が交差する港町における観光誘致の手法について学び、研修員一人ひとりが新たな気づきを得たようです。
研修員全員が明るく積極的に取り組んでおり、視察先の方々も自然と笑顔になり話にも熱がこもっていく様子が伺えました。研修を通して、研修員が学びを深めていく事はもちろんですが、国を越えた人と人との繋がりや結びつきも生まれていました。

和気藹々と写真を撮る研修員たち

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