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【民間連携】ウズベキスタン視察調査を実施しました

2023.11.27

中央アジアの新たな親日国・ウズベキスタンの魅力と可能性を探る 第二弾!

JICA東京高崎分室は2022年10月に高崎市と共催で中央アジアの親日国・ウズベキスタンを取り上げ、「ふるさとの国際化・多様化を考えよう」というテーマで外国人雇用・活用に関するセミナーをハイブリッド形式で開催し、約130名の参加をいただきました。日本人にとってあまり馴染みのないウズベキスタンという国が、実際には親日国で、ポテンシャルを秘めている国ということもあり、多くの方々から大変好評をいただきました。
未だ馴染みが少ないがポテンシャルの高い国を地域の方々に知って頂くという活動主旨に沿い、高崎分室としては次のステップとして、群馬県内の企業様等に実際に国を見ていただく機会を設けたく、今回の視察調査団の実施募集に至りました。

【参加者募集】10/6(木)高崎市と共催で外国人材雇用に関するセミナーを開催! | イベント情報 | JICA東京 - JICA

現地の様子

今回の視察調査では、製造業(焼却炉)1社、投資/不動産業1社、自治体(高崎市)職員2名の参加のもと、現地JICA事務所の協力により、同国でのビジネス展開や人材受入れの可能性の調査を目的に、多岐に亘る視察先にて情報・意見交換を行いました。

ウズベキスタン日本センター(UJC)では、調査団員である㈱キンセイ産業様、高崎市様、本センタービジネスコース卒業生で、現在ウ国内で大手カフェチェーンの副社長によるプレゼンが行われたほか、両国のビジネスに関する意見交換を行われました。

ビジネスコースの卒業生が経営する国内大手のウェットティッシュ工場の見学も行いました。日本式のビジネス様式を学んだことで、企業の人材に対する考え、接し方に感銘を受けたとのことです。福利厚生面でも国内でリーダーシップがとれる企業に成長させたいと仰っておりました。

ウズベキスタン人材の雇用・活用の可能性を調査するため、大学や職業訓練校にて人材育成現場を視察したほか、同国産業の現状や課題を調査するために投資産業貿易省や経済財務省、日系商社を訪問、焼却炉ビジネス展開のために病院にて医療廃棄物の処理状況について聞き取りを行いました。

 また、ローカルマーケット(バザール)を訪問したり地下鉄を利用してみたりすることで、より市民生活を身近に感じることもできました。

今回行程のほとんどが首都であるタシケントでの視察でしたが、地方都市の現状等を把握する目的で、ウ国随一の観光都市である「青の都」サマルカンドにも渡り、シルクロードの要衝として栄えた同地の文化や歴史に思いを馳せました。

大陸の広い範囲に広まりそれぞれの国で独自に発展していった米料理は、ウズベキスタンでは「プロフ」と呼ばれ、国民食として親しまれているほか、ウイグル地域から広まり、手延べ麺のルーツとも言われる「ラグマン」もポピュラーな料理です。これらは油を多く使う料理であることから、温かいお茶とともにいただくようです。
 そのほか、「ナン」や、トマトやタマネギが和えてあるサラダは毎度食卓に並ぶほどお馴染みで、金串にさして羊や牛肉などを焼く「シャシリク」や、羊肉などを使ったスープ類も種類が多く、楽しむことができました。

帰国報告会の実施

11月16日(木)、対面とオンラインのハイブリッド形式による帰国報告会を高崎市内の会場で実施しました。視察調査団の関係者をはじめ、JICA関係者やウズベキスタン日本センターのほか、高崎市内の製造業の経営者にもお集まりいただき、約50名で現地の現状や課題、今後の可能性について共有することができました。
主な報告内容は以下の通りです。
製造業:焼却炉ビジネスの現状・将来性、人材雇用の可能性
投資/不動産:同国産業の現状・リスク・課題、将来性
自治体:インバウンドの可能性、市内企業の同国人材受入れの可能性


今回の視察調査では実際に現地を巡り、現地の方と交流することで、ウズベキスタンの実態を肌で感じて帰ってくることができました。高崎分室としては今後も同国と群馬県の経済・人的交流が盛んになる活動を続けていくとともに、ウズベキスタンに限らず今後の海外進出および外国人材の雇用・活用に関心のある企業様に興味を持っていただけるような企画やご案内をしてまいります。

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