JICA留学生による授業。千葉県の2高校(県立検見川高校・暁星国際高校)を訪問! 

2023.12.08

2023年の11月10日、JICA留学生が、千葉県立検見川高等学校、同じく16日にやはり千葉県の暁星国際高校にそれぞれ訪問。日本の高校生との実りある交流が各教室で見られました。

視察・講義:

11月10日に検見川高校を訪問したのは、インドネシア、ベトナム、ガボン、ナイジェリア等8名のJICA留学生です。同校では、毎年の様に、JICA留学生を受け入れており、英語学習の一部として有益な機会となっています。1年生の各クラスに一人ずつ配置された留学生は、まず高校生側から、英語で、日本の文化や生活や学校生活についての説明を受けました。高校生による、けん玉の実演は、研修員も一緒になって楽しく参加。上手な高校生のプレーに驚く研修員。高校生は、アニメの人気作品や日本の社会の一コマとしてメイドカフェも紹介し、日本に既に住んでいる留学生にさえも珍しいことが説明されました。そして、留学生側からも、母国の説明や文化・食事等の紹介が、行われました。
今年も、日本紹介のために生徒全員が分担して英語での説明を行いましたが、けん玉のやり方の様に非常に説明しにくい内容にも挑戦!今年も実りの秋に相応しい有意義な1日となりました。

検見川高校でのJICA留学生の講義

11月16日に木更津の暁星国際高校を訪問したのは、ナイジェリアからのJICA留学生で東京医科歯科大で勉強中の男性ADEWUNMI Oluwaseun Adebayoさん。高校生への授業では、自己紹介とナイジェリアの国紹介を英語で行いました。ナイジェリアの南西部に多く住むヨルバという民族の出身である ADEWUNMIさんは、東京医科歯科大では、ただひとりのナイジェリア人留学生。ナイジェリアでの医師資格を持ち、日本での優れた公衆衛生・救急医療を学ぶことで救急医療やプラネタリーヘルスに詳しい国際的に通用する医師になることを目指し、日本への留学を決意。アニメ「もののけ姫」が好きという彼は、日本人は少しシャイであるという感想も持ちます。
ナイジェリアの国紹介では、映画製作が盛んであり、大きな国土・人口の中に多くの民族や言語が存在する国であること等が説明されました。珍しい現地のお祭りや食事・民族服の話も紹介され、高校生は耳を傾けていました。高校生達は、質疑応答の時間になると、ADEWUNMIさんに、なぜ日本に留学しようと考えたのか?ガールフレンドはいるのか?などと質問。ADEWUNMIさんもスポーツの部活の話題で高校生に話かけるなど、双方にとって思い出に残る機会でした。

暁星国際高校でのJICA留学生の講義

報告者名 長期研修課 堀本 隆保

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