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刺激的なユーラシア音楽の演奏に心を掴まれた研修員

2024.10.30

東京フィルハーモニー交響楽団より、定期演奏会にご招待いただきました

東京フィルハーモニー交響楽団より国際交流事業の一環として、JICA研修員を10月の定期演奏会にご招待いただき、カメルーン、ザンビア、メキシコ、フィリピン、ラオス、インドネシア、アゼルバイジャン、タイ、ケニア、ナイジェリアの研修員10名が参加しました。

日程 10/18(金)  会場 東京オペラシティコンサートホール
演目 ハチャトゥリアン/『ヴァレンシアの寡婦』組曲より
    ファジル・サイ/『ハーレムの千一夜』
    コダーイ/『ガランタ舞曲』『孔雀は飛んだ』による変奏曲 
指揮:出口大地  ヴァイオリン:服部百音

今回はアルメニア人であるハチャトゥリアンがスペインを描いた『ヴァレンシアの寡婦』、音楽を通して自然破壊への警告を表現するファジル・サイの『ハーレムの千一夜』、平和への願いが込められたコダーイの『孔雀は飛んだ』『ガランタ舞曲』から構成される出口マエストロならではのユーラシア特集。一般的なクラシック音楽にはない響きや展開が新鮮で、非常に楽しめるプログラムでした。
ファジル・サイのヴァイオリン協奏曲ではトルコの伝統打楽器「クドゥム」や「ダラブッカ」等が使われ、エキゾチックで刺激的な演奏に研修員は心を掴まれ、見入っていました。町の空気を表すような漂う音や、鳥の鳴き声など、多彩な音を自在に生み出す服部百音氏の演奏には本当に圧倒されたようです。最終楽章の盛り上がりから静かになり、最後に真っ暗になる演出はまるで一つの劇を見ているようでした。
コンサートの終わりには皆目を輝かせ、このような機会を頂けてありがとう、ドキドキが止まらなかった、自分も日本でも音楽をやってみたくなった、この音楽について語り合いたい!!‥等々と盛り上がっていました。
いつも研修員に言葉を超えた音楽の素晴らしさを体験する機会をくださる東京フィルハーモニーの皆さまに、心より感謝申し上げます。

東京フィルハーモニー交響楽団
https://www.tpo.or.jp/

参加した研修員のコメント
・先日の公演は私の人生で最も素晴らしい出来事のひとつであり、驚くほど素晴らしかったです。どの演奏も美しく、偉大なヴァイオリニストとメンバー全員の並外れた能力に本当に魅了されました。あまりに素晴らしかったので、もっと聴いていたいと心から望みました。

・東京フィルハーモニー交響楽団の皆様の親切で忘れられないご招待に感謝申し上げます。これは私の日本での学生生活のハイライトとなりました。また、母国ではほとんど到達できない、文化的体験を豊かにしてくれました。そのことに心から感謝いたします。

・コンサートの1秒1秒が圧倒的な感情で満たされ、スリリングな体験でした。トルコの作曲家の作品を聴くことができたのは、私のバックグラウンドに通じるものがあり、とても嬉しかったです。ウゼイル・ハジべヨフ(アゼルバイジャンの著名な作曲家)の曲をこの最高のオーケストラで聴きたいと願わずにはいられませんでした。この素晴らしい経験に心から感謝しています。

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