都立桜修館中等教育学校生徒によるJICA東京での職場体験
2024.11.01
2024.11.01
2日間の職場体験を終えました、桜修館の生徒5名です。
この2日間で、様々な体験をさせていただきました。
1日目の「建築防災」という研修の閉講式では、研修員の名前の呼び上げ、写真撮影などのお手伝い、更には研修員へのインタビューを行いました。自分たちとは異なるルーツを持つ研修員の方々と1対1でインタビューを英語で行うという、とても貴重な経験をすることができました。
「建築防災」研修員の皆さんと
英語で通じ合えなくても、通訳に頼らず試行錯誤してインタビューをしました
東ティモールとのオンラインセッションでは、オンラインで東ティモール事務所の現地スタッフと交流しました。今までは東ティモールという国がどこにあるかも知りませんでしたが、意外な日本との繋がりや、生活の現状を知り、自分にとって身近な国に感じました。
JICA東ティモール事務所とのオンラインセッションは、大学生インターンと合同で参加しました
JICA東京内の館内見学も行いました。JICA東京には研修員の方々が泊まる10階建ての宿泊施設があります。
地下の施設や屋上も見学しましたが、一番驚いたことはイスラム教徒の方に配慮してお祈りの部屋があるということです。他にもJICA東京内には沢山の特徴的な施設があり、興味深かったです。
開発教育ゲームも行い、世界中の繋がりについて学びました。ゲーム後に聞いた異文化理解についてのお話も印象に残っています。自分がいない間に勝手に自分が用意したチョコレートを食べられることを不快に感じる人もいれば、「なぜそんなに自分のものと他人の物を区別するの?」と考える人もいて、その違いを受け入れることが「異文化理解」だというお話が印象的でした。
JICA職員の経験も交えて、異文化理解について考えました
フロント業務体験では、主にJICA東京の宿泊者のルームキーの管理をしました。その際に研修員の方々と英語で会話もし、英語をコミュニケーションツールの1つとして使うことを学びました。
フロント業務も笑顔で行いました
2日間、JICA東京の食堂「Oasis」で世界の郷土料理を食べたり、民族衣装を着たりと、濃い経験ができました。また、職場体験を合同で実施した他校の生徒との交流や、JICA所員・JICAインターンとのキャリア相談を通して自分の将来について考える機会となりました。
JICA東京関係者の方々に感謝するとともに、この経験を未来に生かしていきたいと思います。
最終報告会では、一人ずつ職場体験の学びや感想、今後の展望を発表しました
最終報告会後、JICA東京関係者との記念撮影
前列右端は担当の陣野俊彦先生。2017年にJICA東京の教師海外研修に参加以降、国際教育での協力を継続してくださっています。
教師海外研修 | 日本国内での取り組み - JICA
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