\さいたまスーパーアリーナで埼玉県国際NGOの祭典「国際フェア」が開催/
2024.12.03
2024.12.03
2024年10月27日に埼玉県の中でもビッグな国際イベントである、「NGOの祭典国際フェア」がさいたまスーパーアリーナで開催されました。コロナ後、2回目の開催だったためか昨年度よりも多くの方々が来場し、当日は県内で活躍されている団体や学生がブース出展やステージ発表を行いました。
JICAからは「世界を近くに感じてもらう」をテーマに、十文字学園女子大学から3人の助っ人(じゅーもんじーず)と一緒に会場を盛り上げました。今年度の6月~7月にかけて十文字学園女子大学でJICA職員が多文化共生をテーマに授業を行いました。そこでJICAや国際協力に興味を持っている学生がボランティアで参加してくれることになりました。
私たちの生活は多くの国々に支えられていて、化石燃料や食べ物、衣服など身の周りにあるものを輸入に頼っています。世界情勢や輸入先の国の経済・社会事情や輸送の障害などによって、今送ることができている生活が出来なくなってしまう可能性があります。
今回、じゅうもじーずのみなさんはモノはどこからきているの?カードゲームを参考に「お買い物ゲーム」を考えてくれました。お題が入っている箱からお買い物するものを3つ引きます。机にある品物カードを買い物かごにいれ、その品物がどこから来ているのか想像し、地図の上にカードを置きます。スマートフォンの充電池に使われるコバルトが遠くのアフリカから来ていることに、来場者のほとんどが驚きでした。中には、すべてのお題に挑戦する小学生もいました。
お買い物ゲーム
ブースでの様子
ミニステージ発表ではSDGsをテーマに世界の実情について知ることができるようにクイズを行いました。また、クイズに正解することだけが目的にならないように近くにいる方と一緒に考えてもらえるようなにディスカッションタイムを持ちました。「人口が増えるとどのようなことが起きるのか」「世界にはどうして学校に行けない子どもたちがいるのか」複雑化する世界問題について参加者とさまざまな考えを共有しました。改めてSDGsの目標は多様に関係しており、少しでも解決につなげるには「誰か」が努力するのではなく、「自分」も地球市民の一人であることを実感する機会になりました。
今回、事前準備から当日の運営まで埼玉デスクにご協力いただいた”じゅーもんじーず”のみなさんには改めて感謝の意を表します。そして、参加された方が「世界は広いが、遠くはない」と身近に感じていただけましたら幸いです。
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