jica 独立行政法人 国際協力機構 jica 独立行政法人 国際協力機構

西原保育園の温かい歓迎と愛らしい子どもたちに研修員が大感激

2024.11.20

「西原保育園ゆめ」の国際交流会に、JICA東京研修員をご招待いただきました。

日本の保育環境が、性質の良さで知られる日本人の資質をつくっている

10月31日、フィリピン、サモア、ウガンダ、南アフリカ、キルギス、ナイジェリア、タンザニア、タイからの研修員8名が国際交流会に参加しました。研修員は皆、日本の大学院で自国の課題解決のための研究を進めていますが、母国で保育園を経営していたり、日本の保育環境に関心を持つ研修員が中心となって、子どもたちとの交流を楽しみに集まりました。
保育園に到着すると、研修員の国旗や地図が入口からホールまで掲示されていて、温かい歓迎に感激する研修員。

園長先生のお話しの後、子どもたちが保育園の紹介をしてくれましたが、そのかわいらしい様子に研修員はみな目を丸くし、ハートを射抜かれていました。
研修員が自己紹介をして「サッカーが好きです」と言うと、ぼくもぼくも!と手を挙げる子どもたちに皆でにっこり。
またこの日は、子どもたちと研修員との交流のために、チームに分かれて4つのゲームを制覇するスタンプラリーを先生方が準備してくださいました。

子どもたちは研修員の手を取って各ゲームの場所に向かいます。「ボール送り」では列になって頭の上から、次に足の間からボールを送ります。「なべなべそこぬけ」では手をつないで歌いながら踊り、最後に手をつないだ輪をくぐるところで「ええ~~!?」と爆笑する研修員。紅白の旗を使った「旗上げ」は、真剣に子どもたちのまねをしていました。

「宝探し」では、先生が隠しておいた自分のチームカラーの折り紙のハートを探すのですが、カラフルな園内に溶け込んだハートを見つけるのが中々難しい。子どもたちが研修員と一緒に探し回り、「あった!」という声に皆で駆け寄ります。高いところに見つけたハートは研修員が子どもたちを抱っこして取らせてあげていました。

素晴らしいチームワークで全てのスタンプをゲットしたら、景品をもらって終了。
「もっと子どもたちと話したい、~~は日本語でなんて言うの?」と日本語を学ぼうとする研修員がいたり、一生懸命英語で話しかけてノリで盛り上がったり、言葉がわからないながらも微笑ましい交流があちこちで見られました。子どもたちは初めて知った国もあったと思いますが、皆オープンで研修員を受入れ、積極的に関わってくれていました。
最後に子どもたちが折り紙でつくった「どんぐり」と「きのこ」のプレゼントをいただき、「♪ I love you in the morning, and in the afternoon.~~(あなたを愛してる、朝も、昼も、・・・)」という素敵な英語の歌を一緒に歌って感動の内に交流会が終わりました。

今回JICAより、世界の「こんにちは」「ありがとう」の言葉を入れた世界地図を子どもたちにプレゼントさせていただきましたが、子どもたちが帰ってから、おうちの方に地図を広げて研修員の話しをしていたと伺い本当に感動でした。
研修員は短い交流ながらも多くのことを感じ取ってくれていました。小さな子どもたちにとっても、遠い国の人たちとなんの垣根もなく一緒の時間を楽しんだ経験が、良き糧になることを願っています。
たくさんの準備をして素敵な交流会を開いていただいた西原保育園ゆめの先生方と子どもたちに心から感謝いたします。

研修員のコメント

・西原保育園での訪問は本当に素晴らしく、忘れられないものでした。子どもたちのエネルギーはとてもパワフルで、私の中にある内なる子どもを呼び戻してくれました。先生方が子どもたちの幼い心に分かち合っている愛と心遣いに、深く感動しています。
西原保育園の園長先生、先生方、我々を温かく歓迎してくださり、本当にありがとうございました。世界の未来を担う子どもたちの第二の親として、先生方の熱意と献身を称賛します。

子どもたち、特に私のベリーベリーチームは、私にとって特別です。2時間のふれあいと愛の分かち合いが、君たちに喜びをもたらしたことを願っています。私は将来、君たちがバレリーナ、相撲取り、数学者など、自分が選んだ道で成功することを願っています。君たちはみんな素晴らしい。保育園を去る前に温かいハグをしてくれてありがとう。また会えますように!

・西原保育園での活動は本当に素晴らしく、信じられないほど感動的でした。このような有意義な行事に参加できたことにとても感謝しています。JICA研修員として日本の保育環境を見学して、子どもたちと文化交流をすることができました。幼い頃からこのようなきめ細やかな保育を受けられる、日本の人たちがその資質や性格の良さで知られているのも納得でした。

・西原保育園のみなさん、そして大好きなブルーベリーチームのみなさん。招待してくれてありがとうございました。私の国の国旗や地図を子どもたちに見せてくれたとき、とても歓迎されていると感じました。素晴らしいプログラムでした。先生方の献身と愛情を感じました。子どもたちはとても愉快でした。子どもたちと一緒に過ごせてとても楽しかったし、簡単な日本語も学ぶことができました。アロファ・アトゥ。愛を込めて。

最後は子どもたちのかわいいアーチを通って退場

西原保育園ゆめ
西原保育園ゆめ - 社会福祉法人 渋谷区社会福祉事業団

\SNSでシェア!/

  • X (Twitter)
  • linkedIn
一覧ページへ