音楽を通じた国際協力イベント!World Music Festivalを開催しました!①
2024.11.29
音楽を通じて世界を体験!国際協力70周年イベントには750人以上のお客様にご参加頂きました!
本年3月に開催した「~音楽を通じて世界を体験しよう~JICA Tokyo World Music Festival」が大好評だったことを受け、10月に2回目を開催しました!今年は日本が国際協力を始めて70周年!まさに70年前に国際協力がスタートした記念すべき10月6日に合わせて実施しました。国際協力・国際交流・国際理解・異文化体験の企画盛りだくさんの第1部と、世界の音楽に旅する第2部と内容もボリュームもアップ、前回の2.5倍以上の来場者を得て大盛況を博しました。
当日の模様を、8月19日からJICA東京でインターンをしていた松山、伊藤、張が報告させて頂きます!
順番は逆ですが、前回同様に大好評を博した音楽の旅(第2部)からご紹介します。
音楽の旅は南米パラグアイ、アルパというハープの演奏からスタート。松木亜里沙さんとKarinさんによる透き通るような音色の音楽が披露されました。Karinさんはまだ高校生! とてもフレッシュな演奏を聴かせてくれ、楽器についても詳しくご説明をしてくれました。
次の旅先はアフリカ大陸。マリ共和国出身で国立舞踊団の太鼓のリーダー務めていらしたダラマンさんによる「瓢箪ドラム」やアフリカのハープ「コラ」など珍しい楽器による西アフリカ古典音楽を演奏して頂きました。
次はアフガニスタンです。ちゃるぱーさのお2人による弦楽器・ラバーブと打楽器・トンバクによる演奏と、現地の言葉ダリ語やパシュトゥー語での歌声に聴き入ってしまいました。
パラグアイのハープ「アルパ」を奏でる松木亜里沙さん(左)とKarinさん(右)。Karinさんは2023年「日本アルパコンクール」を最年少で優勝された実力の持ち主です。
西アフリカの古典音楽を演奏するKairaの皆さん(左から吉澤徹弥さん、土屋雅子さん、Diabate Dramaneさん、大槻洋治さん)。土屋さんが弾いているのが西アフリカのハープ「コラ」です。グリオと呼ばれる世襲制の伝統伝達者による古典楽曲を披露してくれました。
ちゃるぱーさのやぎちさとさん(左)、佐藤圭一さん(右)。カルザイ元大統領来日時の演奏も担ったお二人は全国各地でのコンサートでアフガニスタン音楽の魅力を届けています。民族楽器の素晴らしい音色もアフガニスタンの現地語での情感あふれる美しい歌声も素敵でした!
ここで舞台転換、観客参加型の「World Bon Bon」!「浅草右近屋」の皆さんが、民族音楽と盆踊りをコラボした新しい盆おどりを披露。振り付けを教えてもらって、観客皆さんで体験しました。動きが簡単で覚えやすかったので今でも曲が流れればおのずと体が動きそうです!
世界の音楽を巡る旅はまだまだ続きます。
お次はインドです!広大なインドでは、北と南で使用する楽器もリズムもまったく違うとのこと。南インドの笛「プッラーンクラル」と両面太鼓「ムリダンガム」の演奏にあわせ、高校生でプロのバラタナティヤム舞踊家、富安カナメさんが魅力的な南インドの踊りを披露されました。そして北インドの音楽では、2名のタブラ奏者と弦楽器シタールによる即興による演奏で、楽器による掛け合いがとてもスリリングでした!
盆踊りを観客の皆さんに教える浅草右近屋の孝藤右近さん(舞台下中央)。壇上で演奏しているのはJICAの職員で構成される「JICA Bon Band」です。
南インドのバラタナティヤム舞踊家・富安カナメさん(右)の舞踊には会場全体が魅せられるようでした。左から両面太鼓「ムリダンガム」を演奏する竹原幸一さんと「プッラーンクラル」という笛を演奏するPriyadharshini Prakashさん。
即興で行われた北インドの音楽。左から石田紫織さん(タブラ)、斉藤勇さん(シタール)、Dinesh Chandra Dyoundiさん(タブラ)
最後はもう一度アフリカ、ジンバブエとガーナ・セネガルの音楽! ジンバブエの楽器で親指ピアノとも呼ばれる「ムビラ」とシェーカーの演奏では、オルゴールのような癒される音色を味わいました。最後のガーナ・セネガル出身のバンド「Alheri(アルヘリ)」は、会場後方からサバ―ルやトーキングドラムを鳴らしながら賑やかに登場、アフリカらしいリズムには合わせて踊り出す人も続出しました。
なお、各演奏の幕間には、演奏各国・地域での文化慣習や、国際協力の事例も紹介されました。南米から始まり、アフリカで終わる音楽の旅となり、参加者の皆様にとっても、音楽を通じて世界や国際協力に触れる良い機会になったのではと思います。
ジンバブエのショナ族に伝わる民族楽器「ムビラ」を演奏するSumiさん(右)、Tonderai Tirikotiさん。左の櫻井雅之さんはマラカスのような楽器「シェーカー」でグルーブ感を作り出しています!
「Alheri」の皆さんは会場後方からパレードをしながら登場!左からトーキングドラムを叩くOsuman Orlando Bingleさん、Mamaa Ndiaye Baye Fallさん、サバ―ルを叩くWagane N’diaye Roseさん。舞台に上がって踊り出すお客さんもいました!
(音楽を通じた国際協力イベント!World Music Festivalを開催しました!②に続きます)
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