【長野・南牧村】八ヶ岳ワールド餅つき祭り2024
2024.12.01
2024.12.01
2024年12月1日(日)にNPO法人八ヶ岳環境保全型農業国際研修協会、野辺山事業協同組合、長野県青年海外協力隊OB会、JICA東京が共催となり、「八ヶ岳ワールド餅つき祭り2024」を開催しました。今年で3年目となる本イベントは過去最多の140名の皆様(内、南牧村と川上村の技能実習生70名余、JICA海外協力隊OB・OG10名)にご参加頂きました。
南牧村は、2010~2015年の国際農業者交流協会によるイチゴ栽培などのJICA草の根技協「ベンゲット安全野菜栽培技術普及プロジェクト」を通じて、フィリピンのベンゲット州ラ・トリニダッド町と関係ができ、両町村は2014年9月に友好連携協定を締結、現在までずっと関係が続いています。
本イベントは2022年12月から始まり、今年で3年連続で開催されています。フィリピンからの技能実習生は、農閑期に入っての本イベントを楽しんだ後、クリスマスを家族と過ごすため帰国するのが恒例となっています。
今回も、フィリピンからの技能実習生、彼らを受け入れている農家のお父さん・お母さん、その他の方々が、年齢や国籍、立場に関わらず、みんなごちゃまぜになり、餅つき体験やボッチャを中心としたレクリエーションで交流を楽しみました。
ボッチャは、実習生も受入農家もJICA協力隊OBらもごちゃまぜに各12名8チームで最優秀商品目指し、競い合いまいした。
誰でもできそうで、意外にボールのコントロールが難しい!一緒に作戦を練ったり、皆さん良い表情で勝負を楽しんでいました。
フィリピン料理のプト(チーズ入り蒸しパン)、シニガン(タマリンド、生姜入り酸味が特徴的なスープ)にも舌鼓を打ちました。
素敵な笑顔!会場からは笑顔と活気にあふれていました。
信州大学生のモルックサークルのみなさん主導で、行われたフィンランドのスポーツ「モルック」。地面に並べられた木のピンめがけて、木の棒(モルック)を投げ、獲得した点を競うスポーツです。
ボッチャの決勝戦が始まります。
実習生によるドラえもんの寸劇では、一同大爆笑になる場面も。
NPO adovoさん主導の習字体験。日ごろの農家さんへの感謝の想いをしたためる実習生の姿に、絆の深さを感じました。
実習生による歌と踊りの披露。参加者全員でフィリピンの音楽に合わせ身体を動かしました。
文字通りみんなでひとつの輪になって踊りました。
前日から実習生、お母さん方が地元のお野菜をふんだんに使った、お惣菜や豚汁を仕込んでくださいました。とっても美味しかったです。
南牧村のゆるキャラ、みなふくも駆けつけてくれました。
本イベントが大成功に終わったのも、実習生と農家さんの「お父さん、お母さん」「うちの子」と呼び合うような深い信頼関係に基づいた関係性があるからこそ、だと感じました。技能実習制度を超えたつながりは、草の根プロジェクトを経た今なお、ここ南牧村で続いています。下記のYoutube動画も是非、ご視聴ください。
最後に、受入農家の皆様、実習生、長野県青年海外協力隊OB会の皆様、JOCA駒ヶ根、南牧村役場、国際農業者交流協会、ANPI、信州大学モルックサークル、NPOadovoなど多くの皆さま、ありがとうございました。Salamat!
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