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【埼玉県】ユニパークでワークショップを実施!!

2025.06.25

ワークショップで、世界や環境を身近に!

自分で作ったペ自分で作ったペーパービーズプレスレット

6月15日(日)、所沢市の航空記念公園で「ユニパーク」が開催されました。朝はあいにくの雨模様でしたが、イベントが始まる頃には気持ちのよい青空に。公園にはたくさんの笑顔があふれました。ユニパークは、国籍や年齢、性別、障がいの有無にかかわらず、誰もが楽しめるスポーツやレクリエーションを通して、地域の皆さんがつながることを目的としたイベントです。身近な公園が、ふれあいと交流の場となりました。

イベント最初に行われたシンポジウムでは、内閣府孤独・孤立対策推進室の政策を地域に根ざして進めていくことをテーマに、全国の都市公園を活用した社会課題の解決や、誰ひとり取り残さない共生社会の実現に向けた可能性について考えました。今回、JICA東京の湯浅あゆ美 次長もパネリストになり、さまざまな立場・視点から意見を交わすことで、地域社会での取り組みのヒントや今後の展望が見えてきました。

シンポジウムの様子

JICA(国際協力機構)からは、SDGsや開発途上国について楽しく学べるクイズ大会やミニ講座、世界の文化を体験できるクラフトワークショップを行い、子どもから大人まで遊びながら自然と「世界」とつながる、貴重な時間となりました。

意外と知らない?SDGs

最初の講座は「Quiz the Globe ~世界をつないで大冒険~」。SDGsにまつわる○×クイズで、世界の今を楽しく学ぶプログラムです。参加者の多くは「SDGs」という言葉は聞いたことがありましたが、クイズを通して新たな事実に驚く場面もありました。
たとえば、「あと数十年後には海に流れるプラスチックの量が魚の量を上回るかもしれない」「電気をつくるために使われる石油が、50年以内に枯渇する可能性がある」――そんな現実を知り、思わず「えっ!」という声も。

カンボジアってどんな国?~クメール文字にチャレンジ~

クメール語であいさつの練習

クメール文字にチャレンジ!

続いて、国際協力推進員の橋本さんが日本語教師として滞在していたカンボジアの暮らしや文化について実体験を交えて紹介しました。
カンボジアでは挨拶の際に手を合わせ、相手の年齢や身分によって手の高さを変える礼儀があります。参加者も手を合わせながら、隣の人に向かってカンボジア語の「こんにちは」――「チュムリアップスオ」――を元気よく交わしました。
その後、カンボジアの文字「クメール文字」で自分の名前を書くことに挑戦。日本語とは全く違う独特の文字に苦戦しながらも、自分の名前が書けると達成感いっぱいの表情に。さらに「家族の名前も書いてみたい!」と意欲的に取り組む姿も見られました。

つくって学ぼう!アフリカとアップサイクル ~ペーパービーズのブレスレット作り~

最後の講座は、環境問題やアフリカの暮らしを学びながら楽しめる内容です。はじめに、リサイクル・リユース・リデュースの「3R」についてみんなでおさらい。その後、「ペーパービーズ」について紹介しました。
ペーパービーズとは、カラフルな紙を細く切ってくるくると巻き、ニスでコーティングして作るビーズのこと。ケニアやウガンダなど東アフリカの国々では、女性たちが不要になった紙を活用し、アクセサリーとして販売。家計を支え、地域の雇用を生み出すアップサイクルの取り組みです。
参加者もストローに紙を巻いてビーズ作りに挑戦。コツをつかむまで少し苦戦しながらも、見事に巻き終えました。最後にビーズを自分好みの順番に通し、オリジナルのブレスレットが完成!

楽しみながら学ぶことで、世界のこと、環境のこと、そして自分のことを少し深く考えるきっかけになったら嬉しいです。今日の学びが、日々のくらしに小さな変化をもたらしますように!

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