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【実践授業レポート】莊所美紀先生 from 横浜市立本郷特別支援学校

実践授業とは…

実践授業とは、JICA教師海外研修に参加した先生方に、研修で得た経験を活用した授業プログラムを作っていただき、学校現場で実践いただくものです。

莊所先生のレポート

小学部3年生を対象に、クラス課題の時間に「国際理解教育」の授業を行いました。全6回の授業で、本時は6時間目です。

授業を行うにあたって

本校は、小学部から高等部まで知的障害のある児童生徒が学ぶ特別支援学校です。
近年、本校も外国籍・外国につながる児童生徒が増えています。特別支援学校は、様々な障害特性を持つ児童生徒が学んでおり、学校自体が多様性の場でもあります。そんな環境の中ですが、多文化共生や国際理解教育を学ぶ機会はあまりなく、自分たちが “日本” という国に住んでいること、世界にはたくさんの言葉や文化があることを知ってほしいと思い、今回授業を組み立て実践しました。

実践授業

(1)本時の目標
・パラグアイの伝統舞踊「ボトルダンス」を体験して楽しむ。
・パラグアイにも日本語や日本文化が存在し、それを学んでいる子どもたちがいることを知る。

(2)揺さぶりたい価値観
自分たちとは違う言葉や文化が存在すること、実際にそれを体験することで相手を知ることは面白いと感じる。また、遠く離れた国のお友達の中には、自分たちと同じ日本語や日本文化を学んでいる子どもたちがいるということを知る。

(3)展開

(4)児童の様子
普段は相手のことについて考えたり、知ったりする機会が少ないのですが、今回海を越えた遠い国のお友達がおどる「ボトルダンス」に大変興味を持って挑戦し、楽しんで取り組んでいる姿が見られました。
また、遠い国にも日本語や日本文化を学んでいるお友達がいることを知り、驚いている児童もいました。全6回の授業で毎回使用した大きな世界地図を休み時間に興味深く見ている児童もいます。自分たちが住んでいる日本と遠く離れたパラグアイの言葉や文化を楽しく学ぶことで相手を知ることの面白さを感じられたようです。

授業を振り返って

まずは自分や相手を知ることの大切さを実感しました。自分たちの住んでいる国が“日本”ということ、世界には様々な国や文化があることを知らなかった児童が、初めて知る言葉や文化を楽しんでいる様子を見て、自分や相手を知ることの面白さや大切さを感じ、それが国際理解や多文化共生につながっていくのだと思いました。発語のない児童でもジェスチャーで挨拶をしたり、ボトルダンスの体験をしたりすることで相手を知ることができます。つまり、相手を知ろうとすることがお互いを理解し合う第一歩なのではないかとこの授業を通して感じました。

今後は本校の中学部や高等部の生徒たちにも実態に応じた国際理解教育や多文化共生の授業を展開できたら良いと思っています。

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