【連載】日系社会研修 帰国研修員/新規プロジェクトの進捗報告
2024.07.02
2024.07.02
2022年度日系社会研修「地域保健医療福祉-病院から地域へ多職種によるチーム医療福祉」コースにブラジルから参加した佐藤ルシアさん。前回の第1回目に続き、今回はプロジェクトの進捗報告が届きました!第2回目の報告は二部構成で掲載いたします。今回はパート1です!ぜひご覧ください。
約10か月の準備期間を経て、マリンガ文化体育協会(通称“文協”、現地日系人コミュニティの中心組織)の役員会において、新たに設けられた「社会(活動)部」の傘下で活動する事が決定した「絆プロジェクト」。初回の集会に向けて細かい準備をしてきました。スタッフ一同は張り切って、テキパキと作業をこなし、コーディネーター陣も期待と不安を胸の内に秘めながら、みんなを励ましつつ準備に精を出していました。
このようは高齢者を対象にした試みは、市役所などでは社会福祉局などを通じて行われていますが、日系人のみを対象とした前例はほとんどなく、スタッフの大半は医療従事者ですがこのような経験は初めてです。手探りながらもみんなで力を合わせ、第1回目の集会当日を迎えました。
当日は残念ながら、夜明け前から雨が降り始め、朝6時前から当日のおやつ「おしるこ」の準備を進めていたスタッフも不安を隠せない様子でした。8時30分開始当初の参加者は2~3名程でしたが、最終的には高齢者24名・来賓10名ほどが集まり、初回ながらも嬉しいスタートを切ることができました!
第1回目の集会での挨拶(写真左が私で、右が共同代表の石原 カリナさん)
文協会長夫妻、役員とプロジェクトスタッフ一同
会場へ到着順に高齢者の皆さんの血圧及び体温を測り用意された椅子へと案内する事から始まりました。続いてラジオ体操、文協副会長かつ本プロジェクト顧問の亀岡先生による短い講義が行われました。その後、歌の練習(唱歌)、おやつの時間(この日は涼しかったので熱いおしるこは良いチョイスでした!)、レクレーションとプログラムは順調に進み、最初は不安だらけだった初回の集会が滞りなく無事に終了しました。
終了後、顧問の亀岡先生を中心に円陣を組み、当日のスタッフ15名一人一人が短い感想を述べ、多くが感動の気持ちを隠せませんでした。涙を流すスタッフもおり、初回は幕を閉じました。
亀岡副会長/顧問の講義
歌(唱歌)の練習
ラジオ体操
楽しいおやつの時間
ビンゴ大会
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