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おいしい水と豊かな森のために!JICA留学生4名が道志水源林のボランティア活動に参加しました!

2024.12.17

横浜国立大学に通う4名のJICA研修員が、「NPO法人 道志水源林ボランティアの会」が主催する森林整備活動に参加しました。同会は、横浜市の水源地である山梨県道志村の民有林を守るために、ボランティアで木を間引く間伐(かんばつ)作業を行っています。

当日は、まず会の皆さんと一緒に道志村へバスで移動。車中、ビデオで横浜水道の歴史や水源林の成り立ち、その管理方法について学びました。
途中、サービスエリアや道の駅で休憩を取りながら、バスに揺られること約3時間、ようやく道志村に到着しました。
さっそく作業着に着替え、森林インストラクターから間伐作業についての説明を受け、いざ林内へ!

まず、間引くために切り倒す木に印をつけます。倒す方向に切り口(受け口)を切り取り、反対側(追い口)からノコギリで水平に切っていきます。ある程度まで切ると、あとは長いロープや滑車を用いて、皆で引っ張って倒します。「どーん」と地響きを立てて木が倒れると、達成感が広がりました。でも、ここで終わりではありません。倒した木は、運びやすいように約4メートルの長さに切って丸太にします。切った丸太は、手元に用意しておいた短いロープを使って2、3人で置き場まで運びます。

今回参加した4名(ボリビア、南スーダン、タンザニア、ミャンマーからの研修員)は、日本の大きなノコギリを扱うのは初めて。でもすぐに慣れて、皆で交代しながらたくさん汗を流して、作業に取り組みました。

作業の後は、横浜市水道局の職員から実験装置を使って、森林の水源涵養機能(すいげんかんようきのう)についてのレクチャーを受けました。また、森林の持つ様々な機能(水源涵養、土砂災害防止、生態系保全など)についても学びました。

研修員からは、「皆で作業することで連帯感を感じることができ、ボランティアの方々とも楽しい交流のひと時を過ごすことができた」という意見や、「森林の役割や、生態系保全の重要性も実感し、自治体と市民との連携による活動の実践例として多くのことを学ぶ機会となった」とのコメントが寄せられました。

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ますはボランティアの皆さんとバスで移動!

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道志村到着!川の水がきれいです!

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さっそく着替えて、フォレスターに変身!

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森林インストラクターから作業の手順を教わります。

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まずは切り倒す方向を決めます。

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ノコギリの持ち方、角度など、インストラクターが丁寧に指導してくれました!

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みんなで力を合わせてロープを引っ張って木を倒します!

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倒してからも、ひと仕事。汗を拭きながら、がんばります!

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皆で力を合わせて仕事をした後は、いい笑顔です!

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森林の水源涵養機能、実験装置でみるとわかりやすい!

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帰りの道の駅・サービスエリアでのお土産とおやつは自分へのごほうび

JICA横浜では横浜市水道局の協力のもと、水道管理に関する短期技術研修や長期研修員(JICA留学生)を対象に横浜市における水道事業の発展についての学習プログラムに取り組んでいます。

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