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2025年度帰国
平野 里奈さん
(青年海外協力隊/富山県)
キルギスの首都ビシュケクから東へ車で約3時間の村にある、生徒約350人の小中高一貫校で英語教育に携わりました。生徒の英語力向上と異文化交流の機会拡大を目指し、現地の英語教師へのサポートやセミナーの開催と支援、クラブ活動の運営などを行いました。温かく活気に満ちたキルギスの人々と過ごす中で、文化や価値観の違いを超えて人とつながる喜びと、その難しさを実感しました。多くの学びに満ちたこの2年間の経験を胸に、今後も目標に向かって努力を続けていきたいと考えています。
大沼 響さん
(青年海外協力隊/富山県)
中米エルサルバドルの地方都市チャラテナンゴの専門学校で、IT教育を支援しました。主な活動として、PC学科の教員と学生を対象にしたモバイルアプリ開発研修・新技術紹介、老朽化した学内Androidアプリの再構築、職員による学内システム開発の支援を行いました。複雑な概念をスペイン語で説明することは容易ではありませんでしたが、試行錯誤の末に理解してもらえたときの喜びは格別でした。また技術指導の経験を通して、技術と向き合い本質を理解する姿勢が身につきました。今後は、2年間で得た学びを活かし、ITエンジニアとして日本社会に貢献していきたいです。
三津野 真澄さん
(海外協力隊/石川県)
赤道直下にあるカヤンベコカ国立公園で、公園レンジャーとして活動しました。公園面積は石川県とほぼ同じ4000平方キロメートル、標高は600~5790メートルに及び、熱帯林から氷河まで、多様な生態系を抱える地形です。活動内容は、来園者へのレクチャー、公園へのトレッキングガイド、地元の学校への出前授業や講演活動、広報係としてのホームページ作成、カヤンベ火山防災セミナーの開催などを担当しました。赤道直下ながら壮大な氷河が広がる公園は、本当に素晴らしい景観ですが、温暖化の影響は深刻で毎年氷河は著しく後退しています。帰国後はこの現状も日本の皆さんにお伝えできればと考えています。
紅井 万里絵さん
(青年海外協力隊/富山県)
中米にあるグアテマラの農牧食糧省トトニカパン県事務所農村家政部に所属し、生活改善普及員たちとともに栄養改善・健康増進に向けて活動しました。任地の食生活を把握し、地域住民が自分の食習慣を振り返る機会となるようアンケートを実施し、その結果をレシピ集編纂に活かしました。限られた講習機会・時間で分かりやすい話ができるような教材や、栄養課題に対して必要な栄養素を効率的に摂取できる作物を検討できるツールも全てデジタルデータで作成し、同僚や様々なセクターの方に紹介・共有しました。地域住民の方々との調理実習や学校軽食プログラムへの参加を通してグアテマラの食文化を知ることができ、充実した活動となりました。大きな愛情を持って関わってくださったグアテマラの方々に深く感謝し、今後もレシピ集や教材が活かされることを願っています。
森田 千晴さん
(青年海外協力隊/福井県)
インドネシア西ジャワ州の国立タンジュンサリ農業高校に派遣されていました。実習や座学の授業で日本の農業技術を紹介したり、課外活動で日本文化の体験活動を行ったりしました。生活や文化の違いに戸惑いつつも、同僚の先生たちに助けてもらいながら、生徒たちに対して自分は何を伝えられるのかを考え続けた2年間となりました。インドネシアには、「将来日本へ行って勉強したい、働きたい」という希望を持つ若者が多くいます。彼らの将来の選択における小さなきっかけになることを願って、日本についての情報発信を行いました。
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