富山県:富山県立砺波高等学校にて、キャリア教育としての出前講座を実施しました!

2020年10月15日

国際分野でのキャリアパスについて経験を伝えました。

ストリートチルドレンの話に真剣に耳を傾ける生徒の皆さん

8月27日(木)に富山県立砺波高等学校の1年生に向けた「職業理解講座~エキスパートに学ぶ~」において、出前講座を行いました。様々な業種・職業のエキスパートが講師として招かれ、生徒は自分の希望する職種の講師がいるクラスを2つ選択し、受講するというものです。その中でJICAが担当したのは「国際」分野です。講師はJICA富山デスクの松山国際協力推進員が担当しました。

国際理解をテーマにした出前講座であれば、JICA海外協力隊の体験談にスポットを当てお話しするのですが、今回はキャリア教育の一環ということで、協力隊員として活動する前と活動中、そして活動後のお話をしました。なぜ協力隊に参加することになったのか、そして協力隊参加後、協力隊の経験を活かし、国内外でどのような仕事をしてきたのかについて話しました。他にも、国際分野ではどういった能力が必要になるのかなど、将来を見据えた話だけでなく、今後、文系・理系コースを選択するためのきっかけづくりにもなるような内容を話しました。

生徒さんたちは、どんなことを考えたのでしょう?

メキシコでの経験について話す松山国際協力推進員

講座終了後、受講した生徒さんからはいろいろな感想をいただきました。その一部をご紹介します。(以下原文のまま)
・総合大学にいってからその先を考えたということが、とても今の自分にすごく響きました。だから大学名ではないという言葉がすごくいいと思います。文系・理系でもどちらかがすべてでないことを知り、少し気持ちが楽になりました。
・自分が思っていた以上に言語についてはハードでとてもすごい世界だなと感じました。また語学力はもちろん、決断力や対応力など様々な力が求められていると知り、これからこのような力を伸ばすことへ意欲的になっていきたいと思いました。
・この講座を聞いてこんなにも国際協力という分野のお仕事には種類があるのかと思いました。自分の職業をすでに1つにしぼってしまったけど、まだまだ悩んで本当に自分のつきたい職業、やりたいことを見つけたいと思いました。もっと海外へ行って世界を知りたいという思いが増しました。
・今回の講座を聞いて「大学はどこに行ったかではない。そこで何をするかだ」というお話が印象に残りました。今は自分のやってみたいことをやってみたり、「自分」をみつめたりする時間があるので、やるべきことをやってみたいと思いました。
・英語があまり得意ではなく、海外に関する仕事は調べたりすることが今まではなかったけど、今回の講座を聞いて少し興味が出てきました。

ご活用ください!

JICAの国際協力出前講座は、このようなキャリア教育の講座でも活用いただけます。
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またJICAは10代の皆さん向けの「グローバルライフデザイン」をテーマにしたポータルサイトを運営し、様々な情報を提供しています。ポータルサイトでは「世界で活躍する」リアルを知るコンテンツが多く配信されています。一度是非ご覧ください。