jica 独立行政法人 国際協力機構 jica 独立行政法人 国際協力機構

田中明彦JICA理事長は、10月22日から24日にかけて中国・北京を訪問し、中国政府機関の関係者との面談や、中日友好医院の開院40周年式典への参加、北京大学での講演などを行いました。

科学技術部の陳家昌副部長との面談では、陳副部長から科学技術部とJICAの長い協力の歴史について紹介があり、田中理事長からは過去の協力を通じて形成された日中間の人的ネットワークが今後も活かされていくことへの期待を述べました。

陳 家昌 科学技術部副部長との面談

陳 家昌 科学技術部副部長との面談

国家国際発展合作署の羅照輝署長との面談では、羅署長から中国の対外援助の取組みや課題について説明があり、田中理事長からは、両機関の相互理解と情報共有の重要性について述べました。

羅 照輝 国家国際発展合作署署長との面談

羅 照輝 国家国際発展合作署署長との面談

また、日本の協力で設立された中日友好医院を訪れ、開院40周年式典に参加しました。式典で田中理事長は、1984年の開院以来、日中双方の関係者の努力の積み重ねにより、同医院が中国を代表する総合病院へと発展したことを祝し、中国や世界の医療の進歩に貢献する施設として益々発展していくことへの期待を述べました。

中日友好医院40周年記念式典への参加

中日友好医院40周年記念式典への参加

同じく日本の協力で設立された日中友好環境保全センターも訪問し、センタートップの陳明主任と面談しました。面談では、陳主任より、現在同センターが行っている政府・研究者・企業など様々なレベルでの交流について説明があり、田中理事長からは、中国の環境保全に関し、センターの活動を通して日中の関係者が交流し互いに学びあうことは重要であると述べました。

陳 明 日中友好環境保全センター主任との面談

陳 明 日中友好環境保全センター主任との面談

さらに田中理事長は、北京大学にて、「複合的危機下の世界と日本の国際協力70周年」と題した講演を行いました。講演には、中国の学生と若手研究者、留学生など約50名が参加しました。参加者からは優先的に対応すべき開発課題や人間の安全保障に関する質問があり、活発な議論が行われました。

また、今年は1979年の日中経済協力の開始から45周年にあたることから、これを記念し開催されたこれまでの日中経済協力を振り返るパネル展に参加し、中国側関係者と交流する機会を持ちました。

日中経済協力45周年パネル展の様子

日中経済協力45周年パネル展の様子

\SNSでシェア!/

  • X (Twitter)
  • linkedIn
一覧ページへ