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パキスタン向け無償資金協力贈与契約の締結:河川管理体制の強化を通じ、洪水リスクの削減に貢献

#11 住み続けられるまちづくりを
SDGs
#13 気候変動に具体的な対策を
SDGs

2024.12.18

国際協力機構(JICA)は、12月17日、パキスタン・イスラム共和国の首都イスラマバード市にて、同国政府との間で、「インダス川流域における洪水管理強化計画 」を対象として、無償資金協力の贈与契約(Grant Agreement: G/A)を締結しました。

署名式の様子

事業概要は以下の通りです。

・案件名
インダス川流域における洪水管理強化計画
(The Project for Flood Management Enhancement in the Indus Basin)

・国名(対象地域)
パキスタン・イスラム共和国(パンジャブ州、バロチスタン州、シンド州、 ハイバル・パフトゥンハー州アボタバード県、マンセラ県及びハリプール県等のインダス川流域及び支川)

・事業目的
本事業は、インダス川及び支川流域等において水文・水理及び気象観測機器・データモニタリングシステムの整備及び河川構造物等の改修・補強を行うことにより、将来の河川整備に必要な基礎データの量・質の改善及び鉄砲水に対する護岸施設の強度向上を図り、もってインフラ整備による洪水リスク削減に資するもの。

・事業内容
ア)施設、機材等の内容
【施設】中央データ管理センター(2箇所)、河川構造物の改修・補強(総延長約1,500m)
【機材】水位・雨量観測機器(46基)、流速計(6基)、自動気象観測装置(5基)、データディスプレイシステム(12基)

イ)コンサルティング・サービス/ソフトコンポーネントの内容:詳細設計、入札補助、調達監理、ソフトコンポーネントとして水文・水理観測機器・気象観測機器・データモニタリングシステムの移設及び利活用のためのデータ形式変換等に係る技術支援。

・供与限度額
概算協力額(日本側):28億3,100万円

・実施予定期間
42ヵ月(詳細設計・入札期間含む)
施設供与開始時を以て事業完成とする。

・実施機関
連邦洪水委員会

・SDGs達成への貢献
ゴール11 (住み続けられるまちづくりを)
ゴール13 (気候変動に具体的な対策を)

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