国境の街から-ドミニカ共和国

はじめまして、2019年度2次隊の山﨑悠介と申します。2019年12月より、ドミニカ共和国ダハボン県ダハボン市にあるカトリック系ラジオ局である「Radio Marién(ラジオ・マリエン)」というコミュニティFM局にて、スタジオ外での生放送のラジオ中継業務や市内の学生及び地域団体の活動を取材する業務に従事しておりました。
Radio Mariénは、代表を含め8名のスタッフと常駐のDJの他、時折地元の学生達や市外からの出演者による番組収録や出演も行なっております。
現在は配属先であるRadio Mariénの同局員及びカウンターパートとは、活動面において、直接にコンタクトは取っておらず、電話や通話アプリによるメッセージで自粛生活中の様子など私的な近況報告をおこなっています。
幸いRadio Mariénのあるダハボン市の新型コロナウイルス感染症状況は首都圏ほど深刻ではなく、代表筆頭に通常業務の合間に地域住民や隣国のハイチ人にボランティア活動を行っている状況です。

ダハボン市は首都サント・ドミンゴ市から約300kmの位置にあり、長距離バスで平均6時間を要する場所にあります。また隣国ハイチ共和国との国境を接しており、毎週2回開催される「二国間市場」への出店を目的とした越境者も多数見られます。また1956年に初めてドミニカ共和国に日本人が入植した土地である事から日系人も居住しており、首都から遠く離れた場所であるにも関わらず国際色豊かな町です。

現地での生活ですが、新鮮なフルーツや芋類、牛乳がたくさん手に入り、食生活では特に苦労はしませんでした。また帰りに近所のお店で冷えたビールを飲んで住民たちと喋るのが日課でした。田舎の人たちはどこでも親切で温かいですね。

活動関連写真

1.活動先のRadio Marién(ラジオ・マリエン)の外観の様子

ダハボン市街地の外れに位置する同局。((注)ダハホン市はハイチ共和国との国境に位置)カトリック系ラジオ局らしく、写真中央部左側にマリア像が見えます。「国境の町の教育格差改善」等をテーマに掲げる同局では、市内にあるコレヒオ・ロジョラという学校の活動の様子を取材したり、同校に在籍する学生さんが出演したり収録に参加する事もあります。

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2.活動先のRadio Marién(ラジオ・マリエン)のスタジオ内の様子

ここで主に収録した音源の編集や読み上げるニュース原稿の作成を行います。因みに私は外出の無い日はスペイン語学習兼ねて主にここでニュースを読んだり単語を調べたりして過ごす事が多かったです。出演前や収録前のキャストがここで打ち合わせをする事も。

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3.収録風景

番組の収録風景。ダハボン市内の学校へ出張に来られた方がRadio Marién(ラジオ・マリエン)にも立ち寄って下さり、番組収録を行いました。収録参加者には、ペルー等の南米から来られていた方も居ました。

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4.ミサの様子

聖母の日(1月21日)のミサ。由緒正しき礼拝堂、ですが周りにはゴミが散乱しています。

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