関西で頑張る!一時帰国中の海外協力隊を紹介します-Part9-【大阪府】

はじめまして。西山美里と申します。

2018年9月からホンジュラスの小学校で1年半、教員の算数指導力向上に関する活動を行っておりました。コロナウイルスの影響で3月末に一時帰国し、6月に任期満了を迎えました。

7月1日、活動の締めくくりとして、オンラインで大阪とホンジュラスを繋ぎ、最終報告会を行いました。一緒に活動していた現地教員やJICAホンジュラス事務所のスタッフ、ホンジュラス隊員ら約30名が参加してくださいました。

報告会では、私が現地で行った活動だけでなく、日本の教育制度についてやコロナ禍の日本の様子について等も紹介させていただきました。

また、現地教員4名が、現在のホンジュラスの様子や、学校の再開のめどが立たない中での取り組み等について発表して下さいました。教員同士がオンラインで会議を開き意見交換をしたり、コミュニケーションアプリの活用方法について研修会を開いたりしているそうです。

この報告会のテーマは「Aprendamos y avancemos juntos(一緒に学び、進もう)」。掃除の習慣や給食当番制、整った時間割等、「日本の教育制度は優れている」とホンジュラスの人達はよく口にしてくれました。しかし、日本にもホンジュラスにも良い所と課題点があります。だからこそ、お互いの事を紹介し合い、学び合う意義があると考え、このテーマにしました。

あわただしく帰国の途に就いてしまい、きちんと挨拶をすることもできませんでしたが、本報告会を通して、少しでも1年半の感謝の気持ちがホンジュラスの人々に伝わればと思います。

今も現地の同僚や友人たちとの連絡は続いています。今後は、
1)ホンジュラスで学んだ「創造力」を日本社会で活かす
2)身近な家族や友人を大事にする
3)スペイン語を学習し続ける
4)コーヒーをおいしく飲む(ホンジュラスは世界第6位のコーヒー生産国)

これらのことを大切にしながら、これからどのようにホンジュラスと関わっていけるかを模索していこうと思います。

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オンライン最終報告会の様子です。「ホンジュラスの人はいつも大らかに私を受け入れてくれたので、安心して多くのことに挑戦することができました。日本でもこの気持ちを忘れず、新しいことに挑戦していきたいです」などと伝えました。

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二年生の児童と一緒に「九九ビンゴ」にチャレンジ。難しかったかな?

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帰国前の最後の晩餐。友人宅でご馳走してくれたのは、ホンジュラスの定番プレート。温かい心遣いが嬉しかったです。彼らとは今もアプリを通じて連絡を取り合っています。

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方眼ノートの使用を推進するために作成した貼り紙。繰り上がりや繰り下がりのミスを防ぐ効果があることを生徒や教員だけでなく保護者にも伝えるために、街中の文房具店や商店に貼ってもらいました。筆ペン使用でさりげなく日本アピール。