関西で頑張る!一時帰国中の海外協力隊を紹介します-Part15-【京都府】

初めまして、向井歩と申します。2019年8月から南米パラグアイ共和国にて、家畜飼育という職種で酪農家への技術支援を行ってきました。一時帰国後は、同僚や任国のホームステイ先の家族と連絡を取りながら、再赴任の日を待っています。

現在は滋賀県甲賀市信楽町で行われている在日外国人を対象とした日本語サロンに参加しています。参加者の出身はアジアや中南米など様々で、人口1万人ほどの街がこんなにも国際色豊かだったのかと驚いています。もしかすると、今までも近くにいたけれど気に留めていなかったのかもしれません。実際サロンでは、宅配荷物の再配達連絡票、健康診断のお知らせや国勢調査等、私達が当たり前に受け取っている情報についての質問が多いです。

私も任国での活動中にスペイン語で書かれた書類を提出しなければならないことが多々あり、その都度ホストファミリーや同僚に聞いて対処していました。参加者にはそういった頼れる現地人が少ないのかもしれません。

自分が任地でいろんな人に助けてもらったのに、その恩を十分に返せないまま帰国していることが心残りでした。この日本語支援活動を通して、恩返しには自分がしてもらって嬉しかったことを他の人に対して行う方法もあるのだと気づきました。

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「パラグアイの牛」日本の牛に比べるとマイペースですが、生命力にあふれている感じがします。広大な土地で放牧されているからなのか、肥沃な土壌で育った牧草がおいしいからなのか、牛にもお国柄ってあるんだと感動しました。

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「手作りサイレージ(発酵させた牧草)の品質調査」初めて作った割には上出来でしたが課題も見つかりました。”絶対”や”近道”がないのがボランティアの最大の特徴。農家さんと話し合い、少しずつ改善していきました。

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「日本語サロンの様子」サロンで使用する言語は9割以上が日本語です。他のボランティアの方に参加理由を聞くと、外国語の能力に関係なく、だれかの力になりたいから、街のことをもっと知ってもらいたいからなど様々です。