初めまして、向井歩と申します。2019年8月から南米パラグアイ共和国にて、家畜飼育という職種で酪農家への技術支援を行ってきました。一時帰国後は、同僚や任国のホームステイ先の家族と連絡を取りながら、再赴任の日を待っています。
現在は滋賀県甲賀市信楽町で行われている在日外国人を対象とした日本語サロンに参加しています。参加者の出身はアジアや中南米など様々で、人口1万人ほどの街がこんなにも国際色豊かだったのかと驚いています。もしかすると、今までも近くにいたけれど気に留めていなかったのかもしれません。実際サロンでは、宅配荷物の再配達連絡票、健康診断のお知らせや国勢調査等、私達が当たり前に受け取っている情報についての質問が多いです。
私も任国での活動中にスペイン語で書かれた書類を提出しなければならないことが多々あり、その都度ホストファミリーや同僚に聞いて対処していました。参加者にはそういった頼れる現地人が少ないのかもしれません。
自分が任地でいろんな人に助けてもらったのに、その恩を十分に返せないまま帰国していることが心残りでした。この日本語支援活動を通して、恩返しには自分がしてもらって嬉しかったことを他の人に対して行う方法もあるのだと気づきました。