帰国後こそ、本当の「活動」【滋賀県】

¡Hola!日系社会青年ボランティア(日系日本語学校教師)の三谷奈美です。

2004~2006年、ハカランダという薄紫色の花が咲き誇るメキシコシティの日墨協会で、主に日本語教室の運営に携わっていました。この協会はとても広い敷地を有し、日本語教室の他にも日本料理店やプール、図書館、会報誌の発行など様々な取り組みをしていて、日本に縁のある日系人や日本の文化が好きなメキシコ人が集まる、憩いと学びの場です。

帰国して約15年。現在は、週に一度、滋賀県立大津青陵高等学校馬場分校の「日本語の授業」に関わらせていただいています。このクラスは日本語力、日本滞在歴、国籍、年齢等、実に様々な生徒さんたちが学んでいます。私が初めて参加した頃はサポーターの数も少なく、各自のレベルに応じたプリントをもとに自主学習をするスタイルでしたが、今は学校の先生方、教育学部の大学(院)生などの協力体制が整い、ほぼマンツーマンでの指導を行っています。

日本の小中学校で学んだ生徒さんたちも多いため、いわゆる「日本語教授法」とも、「国語教育」とも違う視点からの指導の必要性を感じつつ、毎回模索し続けながら、一緒に楽しく取り組んでいます。

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メキシコシティにある日墨協会 日本語教室

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サボテンのある日本庭園(メキシコシティ 日墨協会内)

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メキシコシティの日本語教室の方たちが、日墨協会の会場に集まった合同研修会

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滋賀県立大津青陵高等学校馬場分校での日本語教室の様子