関西から飛び立ち、途上国で頑張る!派遣中の協力隊を紹介します-Part9-【滋賀県】

滋賀県出身の小池木之美さんは、2020年1月にガーナに学校保健の隊員として派遣されましたが、新型コロナ感染症拡大のため2020年3月に一時帰国しました。待機期間中は新型コロナ軽症者宿泊療養施設で看護師として勤務し、2021年4月にガーナに再赴任されました。2022年1月まで活動予定です。「学校に保健室を作る」という要請のもと、小中学校に通いながら子どもたちの学習環境の向上を図る活動をされています。

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氏名:小池木之美(こいけ このみ)
出身地:滋賀県
隊次:2019年2次隊
職種:学校保健
JICA海外協力隊参加のきっかけ:
小学生の時から途上国の医療に関わりたいと思っていました。病棟看護師として働く中で予防医療に興味を持ち、「子どもたちが自分で自分の身を守る方法を知ってほしい」と思い、病院ではなく学校保健の分野でのJICA海外協力隊の参加を決めました。

こんにちは、2019年度2次隊の小池木之美です。日本はオリンピックが盛り上がっていますね。時差や家にテレビがないこともあってオンタイムで視聴することができず、SNSで流れてくるニュースを見る度に一喜一憂しています。さて、日本では子供から大人までほぼ全ての人がオリンピックの存在を知っていると思いますが、ガーナではどうでしょうか?学校で生徒たちに聞いてみると、約半数は「オリンピック」さえ知りません。というのも、ガーナがメダルを最後に取得したのは1992年で、テレビが家になくオリンピックを見られない家庭もあります。普段、あまりスポーツ観戦をしない私もオリンピックに興味が湧くのは「オリンピックが簡単に見られる環境で、日本代表の選手達がメダルを続々と獲得する」からなのかな、と思いました。日本生まれ日本育ちの私としては、日本がメダルをたくさん獲得すると嬉しい気持ちになる反面、やはり世界中のみんなで楽しめるといいなあ、なんて矛盾した気持ちです。

さて、そんなオリンピック熱が薄めのガーナでも大人気のスポーツがあります。それは「サッカー」です。ヨーロッパのサッカーリーグが大人気。私の住む街の人にはチェルシーが一番の人気で、大事な試合は外に椅子を並べて大人数で鑑賞会が開かれています。スポーツバーのようにお酒を飲んだりする訳ではないにも関わらず、ものすごく盛り上がります。みんなで集まって1プレイ1プレイに歓声をあげて応援している姿がなんだか素敵だなあ、と思いつつ一緒に応援しています。

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集まってサッカーを観戦する人々

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サッカー観戦前の会場準備

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サッカーの試合の時は野外の観戦会場を作り、大勢集まる