第17回多文化共生のための国際理解教育・開発教育セミナー(ZOOMを使ってオンラインセミナー)

2020年8月30日

分科会①「プラスチックごみ」より参加全体の様子

分科会「ねこのポーポキと一緒に平和を作りましょう」より、皆で描いた平和の絵

2020年度で17回目の開催となる本セミナーは、地球上で起こる様々な課題や世界の状況を理解し、学校現場の様々な授業で活かせる教材やワークショップの実践・活用方法を学び、参加者間のネットワークを醸成することを目的に、6団体(兵庫県教育委員会事務局・神戸市教育委員会事務局・難民事業本部関西支部・神戸YMCA・PHD 協会・JICA 関西)の共催で実施しています。今回は初めてオンライン(Zoom)での開催となりました。

初日のNPO法人開発教育協会(DEAR)事務局長・中村絵乃氏による基調講演「COVID-19と開発教育」を皮切りに、難民・平和やプラスチックごみを通じた国際理解・環境・SDGs、滋賀県のブラジル人学園と中継したICT・多文化共生・SDGsなど、3日間にわたって幅広いテーマによる分科会が行われました。

今年度は教育機関の夏休み期間も短く、対してセミナーは例年2日間の開催日程を3日間とするなど例年とは異なる条件下における開催となりましたが、教職員・学校関係者・学生の他、夏季休暇の探求学習の一環で参加する高校生など3日間で113人もの方々にご参加いただきました。オンライン開催のため関西圏外からの参加も多く、海外から初参加の方もおられました。

参加アンケートの内容からは、コロナ禍において参加者の皆さまが世界のグローバル化やICTの活用にこれまで以上の関心を寄せていることが見え、また「得られた手法やテーマを今後に活かしたい」との回答も多くいただきました。参加者の皆様が、今回のセミナーの参加経験をそれぞれのご所属先における国際理解教育・開発教育の実践の一助にしていただけることを大いに期待しています。