アフリカビジネスセミナー開催！

JICA関西及び神戸市はアフリカのビジネス環境に関するオンラインセミナーを開催しました。

アフリカは、2050年には世界人口の4分の1を占める将来的な巨大市場と予測され、ビジネス機会創出の大きな可能性を秘めています。また、今年8月には「第8回アフリカ開発会議（TICAD8）」がチュニジアで開催予定ということで、注目を集めている地域です。

セミナーの冒頭、JETROからアフリカの経済動向紹介があり、アフリカにおいては、2010年以降、2020年を除き、日本企業進出数が年々増加していることが述べられました。また、アフリカに拠点を有する日系企業257社のうち約48%が今後1-2年間でアフリカにおける事業拡大を検討していることも触れられ、アフリカがビジネス展開先として期待を集めていることがわかりました。

続いて、JICAアフリカ部からは、今年チュニジアで開催されるTICAD8（第8回アフリカ開発会議）の紹介があり、アフリカの人口の約6割が若年層であり、若い力が豊富にあることが伝えられました。JICA関西からは民間連携事業について、中小企業・SDGsビジネス支援事業に関する制度説明を行いました。

また、企業の進出談として、合同会社CHEZA半井氏から「東アフリカ諸国の現地ビジネス環境」と題し、半井氏のこれまでの活動、ケニアやルワンダの現地情報共有及びCHEZAの事業のご紹介がありました。また、株式会社T-ICU中川氏からは「遠隔ICUシステムを活用した医療支援」と題し、日本とアフリカの医療事情の比較やケニア、モザンビーク、セネガルの医療現場でご自身が体験した現場の問題点やアフリカの医療分野の今後についてお話がありました。

質疑応答では、アフリカの法制度に関する情報収集方法やビジネスの収益化など、アフリカでの事業実施に関係する質問があり、参加者がアフリカへ高い関心を持っていることがわかりました。

第2回アフリカビジネスセミナーは2023年1月に開催予定です。また皆様にお会いできることを楽しみにしています！

●JICA関西は、開発途上国でのビジネス展開をめざす企業の皆さまのご相談をお受けしていますので、お気軽にご連絡ください。
＊ご相談窓口：JICAコラボデスク（JR大阪駅徒歩5分）
大阪市北区大深町3-1　グランフロント大阪（北館）　ナレッジキャピタル内　コラボオフィス　K709号室（開室時間：平日　9：30－17：30（祝祭日、年末年始を除く））
電話番号：06-6136-3477
メール：jica-collabodesk@prex-hrd.or.jp