HAT神戸連携防災イベント「イザ!美かえる大キャラバン!2023」を実施しました!

2023年2月2日

JICA関西は、1月29日(日)に、今回で14回目となるHAT神戸連携防災イベント「イザ!美かえる大キャラバン!2023」を、JICA関西と人と防災未来センターの2会場で開催しました。   
このイベントの主な目的は、来場者が楽しみながら防災を学ぶことと、イベントを通じて震災の記憶と教訓を次世代に伝えることです。3年ぶりの対面開催となったイベントには、多くの家族連れや学生グループなど約400人が来場し、様々なプログラムを通じて「防災」についてリアルに体感する機会となりました。

楽しく「防災」を学んで、災害に「備える」

芝生広場で水消火器にチャレンジ

防災つりぼりを体験するJICA研修員

 今年度は、若い世代や企業との関わりにも焦点を当てながら、兵庫県内を中心とした防災教育、防災啓発に取り組む26団体が28ブースを展開しました。神戸市消防局による消防車の見学やVR土砂災害体験をはじめ、災害に備えた必要物について楽しく学べる「防災つりぼり」、災害時の「アルミホイル」や「プチプチ」の活用法など、趣向を凝らしたそれぞれのブースで参加者の関心を集めていました。また、参加者や出展者、そして本イベントのために駆けつけてくれたサポートスタッフが交流し、ネットワーク構築を図る様子があちこちで見られたことは、対面のイベントならではの醍醐味でした。
 このようなイベントを通じて、身近な日常で取り入れることのできる「防災」の知識を楽しみながら学んだことは、日ごろから家族や友人と防災について話し合い、災害に備えるきっかけとなったのではないでしょうか。

日本の「防災=BOSAI」を海外へ

ジャッキアップを体験する研修員と子どもたち

現在、JICAが実施する2つの防災分野研修で来日しているJICA研修員10か国13人もイベントに参加しました。研修員は、サポートスタッフと  ジャッキアップ、毛布担架、水消火器の各ブース運営を担当し、来場者との交流を図りました。また他の出展ブースを視察することで、出展者と積極的にコミュニケーションを行い、日ごろから防災に触れる機会の大切さと日本の草の根レベルでの多様な防災教育・啓発活動の学びを深めました。
今回のイベントに参加した研修員が、この経験を自国に持ち帰り、多様な形で自国の防災教育・啓発や施策形成の参考としてくれることを大いに期待しています。