関西オリパラホストタウン応援企画第5弾:JICA関西発リモートツアー(カザフスタン共和国×奈良県橿原市編)を実施しました。

2023年3月6日

JICA関西では、東京オリンピック・パラリンピックを契機に、ホストタウンの相手国と国際協力について知って頂くためのオンラインイベントを関西の各ホストタウンと共催で実施しています。今回のリモートツアーは43人の方にご参加いただき、中央アジアに位置するカザフスタンについて、たっぷりご紹介しました。

イベント内容について

カザフスタンと橿原市の繋がりやこれまでの取り組みの紹介

JICAキルギス事務所企画調査員の八木橋さんから見たカザフスタンについての紹介

冬はマイナス35度より寒くダイヤモンドダストが見えることもある

サニヤさんからのカザフスタン紹介

第1部では橿原市職員がカザフスタンの民族衣装を着て登場!橿原市とカザフスタンは「シルクロード」で繋がっていたという興味深いお話から始まり、橿原市がカザフスタンのホストタウンになった経緯について説明していただきました。亀田 忠彦 橿原市長のメッセージ動画やカザフスタンパラリンピック選手団からのお礼のメッセージが紹介されるなど、コロナ禍の中でも交流を続けてこられた様子が伝えられました。


第2部では現在JICAキルギス事務所で企画調査員をしている八木橋さんが登壇。八木橋さんはカザフスタンで勤務経験があり、さらに奥様がカザフスタンの方ということで、日本人から見たカザフスタンについて語っていただきました。マイナス35度にもなる真冬の過ごし方やダイヤモンドダストが見える中での結婚式、お肉料理がずらりと並ぶ食事風景、キャッシュレス化が進み、ほぼすべての世代でスマートフォンを使用した電子決済が普及しているなど、ユーモアを交えながら魅力たっぷりなカザフスタンについてお話をしていただきました。











第3部は橿原市の元国際交流員でもある、カザフスタン出身のサニヤさんから、市場や街並みなどの写真や動画を交えながら紹介していただき、参加者の方からの質問に答えていただきました。日本で現在流行している漫画やアニメが現地でも人気があるなど、身近な話題でも盛り上がりました。サニヤさんと八木橋さんがカザフ語で流暢にお話される場面もあり、初めて聞くカザフ語に皆で耳を澄ませたりもしました。

イベント後にはオンライン交流会も開かれ、以前席が隣同士だったという橿原市職員とサニヤさんが思い出を語られたり、サニヤさんからカザフ語で「こんにちは」や「こんばんは」を教わっても発音が難しく中々言えず何度も言い直したりするなど、笑顔が絶えず大変和やかな雰囲気でした。参加者の方からも多くの質問が寄せられ、八木橋さんやサニヤさんに時間いっぱいお答えいただき、最後は全員で集合写真を撮って交流会を締めくくりました。

参加者の声

・現地に居られた日本人の視点とカザフスタン人の視点でお話されたのが良かったです。
・実際の町の様子を写真や動画で見ながら説明を聞け、実際の生活が想像できた。
・カザフスタンについて語られる方々の和やかな雰囲気が良かったです。
・あまり馴染みのなかった地域に親しみを持てました。
・中央アジアの国々はあまり詳しくなかったのでとても勉強になりました。国土が日本の7倍もある国なんてびっくりしました。
・いつか写真でみたカザフスタン。美しい自然とともに、近代的な街並みが印象深く、とても興味を持っています。
・キャッシュレス社会が一般化している状況は予想外でした。資源がたくさんある国でもあるので八木橋さんがお話くださったようにポテンシャルの大きい国ではあると思います。今回のセミナーを通してカザフスタンについてもっと知りたくなりました。
・カザフスタンの気候や文化、風土についてたくさん知ることができました。特に、肉肉しいという話は非常に面白かったです。
・橿原市職員の方の笑顔とコスチューム、カザフ語を話す様子が非常に親しみやすく、微笑ましかったです。
・サニヤさんは日本語が余りに上手で驚きました。街の様子を映したビデオは魅力的でした。