近畿経済産業局、ジェトロ大阪との共催による「SDGsビジネス海外展開セミナー」実施

3月16日（木）、経済産業省近畿経済産業局、ジェトロ大阪及びJICA関西の共催により、海外との取引・ビジネスにご関心のある中小企業の皆様を対象に、「SDGsビジネス×海外」をテーマに、社会課題を起点とする海外展開について理解を深めるオンラインセミナーを開催しました。

本セミナーは、「海外のビジネスチャンスに関心があり、海外展開の始め方について知りたい」「開発途上国の社会課題やそれを解決するビジネスについて知りたい」といった考えをお持ちの企業を対象に、日本企業の海外展開支援をミッションとするジェトロ及び開発途上国の課題解決に取り組むJICAが、近畿経済産業局と共催したものです。ジェトロ、JICAから海外展開に向けたステップや各機関の支援メニューをご紹介し、実際に支援制度を活用された企業にも登壇いただきました。

セミナー冒頭、「『もったいない』から始めるSDGsビジネス」と題し、有限会社ラパン久保氏から持続可能なビジネス実現についてお話がありました。パン屋を展開する同社が製造するパンは保存料を使用していないことから、食品ロスが多いという課題を抱えていました。「もったいない」を「美味しい」に変えたいという気持ちから、食品ロスを少なくするため同社のパン粉を使用した串カツ屋をオープン、またパンと同様に廃棄量が多い「おから」を利用したエナジーバーの商品開発をする等、廃棄・無駄になっていたものから新規ビジネスを開始することに。今ではジェトロの支援も受けつつ、事業の海外展開を準備しています。

続いて、ジェトロ大阪から、海外展開に向けたステップとジェトロの支援制度について説明があり、JICA関西からは民間連携事業、特に中小企業・SDGsビジネス支援事業の制度説明を行いました。

最後に、SDGsの達成に向けて、関西の民間企業、市民社会・NPO・NGO、大学・研究機関、自治体、政府機関といった、多様なアクターが参加する「関西SDGsプラットフォーム」の概要が紹介されました。

質疑応答では、海外でビジネスを実施する上で考慮すべき点や、ビジネスとその国の政策との関係性に関する質問があり、参加者のビジネス海外展開への関心の高さがうかがえました。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました！

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