バングラデシュ・ビジネスセミナー開催!

2022年6月29日

JICAバングラデシュ事務所小森次長からのご挨拶

JICAバングラデシュ事務所種村企画調査員からの報告

SAMSL河野取締役からの報告

JICA関西からの事業説明

2022年6月23日(木)、JICA関西、JICAバングラデシュ事務所は同国のビジネス環境に関するオンラインセミナーを開催しました。

今回のセミナーでピックアップしたバングラデシュは、中国・インド・ASEANのほぼ中心という抜群の立地に恵まれると同時に、約1億6千万人の人口を抱える人口大国で、今年、日本との国交樹立50周年を迎えた、近年新たな市場として注目を集めている国です。

セミナーの冒頭、JICAバングラデシュ事務所からは、同国には日本企業が約320社、在留邦人が約980名滞在・活動しており、2009年と比較すると日本企業数は約4倍に増加していることが述べられました。また、同国は経済成長のスピード感が早く、また、IT人材の層が厚く、日本企業と協力したい現地企業が存在するなど、現地のビジネス環境の現状が紹介されました。

次に、「バングラデシュの医療市場と進出経験談」と題し、JICA事業を活用し同国に進出したShip Aichi Medical Service Limited(SAMSL)の河野取締役から、海外でビジネスを行う上での困難や対策等についてお話がありました。同国においては、医療分野で富裕層を対象としたサービス等のニーズはあるものの、保険制度が無く新薬が高額になるといったケースもあるといった医療分野のビジネスの課題も述べられました。

セミナーの最後には、JICA関西から民間連携事業についてご説明を行いました。

参加者からは、バングラデシュの産業や同国政府の人材育成の方針、EV車や農業機械の市場ニーズ等、多種多様な質問があり、ビジネスの海外展開を検討している企業が多いことが伺えました。
参加いただいた皆様、ありがとうございました!

追記:日本との国交樹立50周年を記念し、バングラデシュへ派遣された元JICA海外協力隊員からのメッセージ及び日本の同国への協力を振り返る動画が制作されました。同国にご関心のある方、ページ下部の「関連リンク」よりご覧ください!


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