JICA関西の遠隔研修にザンビアから参加しました!

【画像】役職名:ザンビア ルサカ市 環境衛生官/公衆衛生検査官
名前(ふりがな):Ms. SOKO Joan Lubinda (ソコ ジョアン ルビンダ)
研修コース名: 循環型社会構築のための固形廃棄物管理(行政と市民の協働に重点を置いた)(A)
研修期間:2021年2月12日から8月31日まで

遠隔研修参加のきっかけ

私はザンビアのルサカ市(首都)の環境衛生官/公衆衛生検査官です。2012年からルサカ市公衆衛生部の廃棄物管理課で働いています。2020年の12月に上司からJICAの課題別研修プログラム(Knowledge-Co-Creation Program, KCCP)への参加を薦められ、循環型社会構築のための固形廃棄物管理(行政と市民の協働に重点を置いた)コースに応募しました。研修への参加は名誉であり、ルサカ市がごみ分別とリサイクルの重要性を啓発するプログラムを既に開始していたこともありとても良いタイミングで研修受講できました。オンラインでの研修で日本の固形廃棄物に関する課題整理と対応について理解を深めたことは私や所属組織にとり有益で学んだ知見は参考になります。

遠隔研修の概要

私が受講したKCCPは2021年の2月に始まりました。研修教材はオンラインアプリケーション経由でビデオやPDF形式で共有されました。研修員は指定教材を一定の期間、約一ヶ月で勉強し、受講内容についての質問は質問票に書いて提出し回答を得ることができます。

研修実施機関とメイン講師

本研修の講師はNPO法人こども環境活動支援協会(LEAF:Learning and Ecological Activities for children)の小川専務理事です。主に小学校、中学校の生徒を対象に正しい環境管理について教える活動を行っていますが、固形廃棄物は正しい管理が必要な環境問題だと思います。日本では小学校4年生の学習カリキュラムに固形廃棄物管理に関するトピックが含まれること、また文化的に子供たちは就学前の幼い頃から両親からごみを正しく管理することを教わると知りました。

遠隔研修の学び

このKCCPは興味を持って取り組むことができました。ルサカ市の現状と研修の学びを比較検討することで改善策を考えることができます。私は日本人が先進国で最も清潔な国の一つとして現在の日本の状況を整備するために長年にわたり持続可能で計画的なプロセスをどのように経てきたかを学びました。さらに、固形廃棄物管理課題の解決には政府、民間企業、市民の計画的な協調努力が必要であることも学びました。
職務でより良いサービスを提供するために専門知識を広めたいと思っている人はJICAがKCCPとして提供する課題別研修をチェックしてみて下さい。

ルサカ市のリサイクル可能廃棄物収集の現状

最終処分地におけるペットボトルと金属くずの収集作業

地域コミュニティにおけるリサイクル可能廃棄物の回収
(買戻しリサイクルセンター)