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帰国研修員が母国の大学の国際オンライン・固形廃棄物管理・ディプロマ・コースのディレクターに就任 ~コロナ禍下で創設された新コースへの抜擢~

2020年8月17日

JICA関西で学んだ帰国研修員が固形廃棄物管理を教える国際ディプロマ・コース長に就任

新型コロナウィルスの世界的流行の先行きが不透明ななか、JICAを含め国内外の教育・人材育成機関がオンライン化を進めています。
このたび、アルゼンチンのブラス・パスカル大学で、同国と南米を対象にした固形廃棄物管理を学ぶディプロマ・コースをオンラインで開設することとなり、そのコース・ディレクターに帰国研修員Mr. ROMANO Silvio Fernando(アルゼンチン・サンタクルス州環境局統合廃棄物管理課長)が就任したとの連絡が研修員本人からありました。
シルビオさんは、2018年2~3月、本邦研修コース「総合的な廃棄物管理(B)」に参加し、兵庫県西宮市のNPO法人こども環境活動支援協会のご協力のもと、日本と関西の固形廃棄物管理を学び、帰国後も積極的に研修の成果を母国の環境改善に活かしてきました。
その活躍ぶりについては、下記のリンクをご一覧ください。

南米を対象にスペイン語で統合的廃棄物管理を学べるオンライン・コース

コースのWebサイト・トップページ

同コースの期間は8か月、すべてオンラインで実施され、修了者にはブラス・パスカル大学から学位が授与されます。現在受講者募集中で、達成目標は以下の通りです。
●都市固形廃棄物の統合管理の段階を理解し、発生から最終処分まで適切に管理できるようになる。
●持続可能な廃棄物管理を促進する。
●国や州レベルで都市固形廃棄物管理を規制する法的枠組みを理解する。
●持続可能な管理システムのための分別収集、運搬、リサイクル等の技術を学ぶ。
●収集、処理、最終処分の設計、及びそれらの経済的/財務的評価の基本を学ぶ。
●政策/計画策定、実行、評価能力を強化する。
●SDGsと循環経済を達成するための効率的な廃棄物管理の必要性を理解する。

日本や関西で学んだ成果もこのコースで活かされ、南米地域に広く普及されることが期待されます。