JICAと立命館大学が包括連携協定を更新

2020年9月17日

国際協力機構(JICA)と立命館大学は、2015年9月に締結した連携協定の有効期間が満了することを受け、さらなる連携強化のため協定を更新しました。

JICAと立命館大学は、開発途上国の未来と発展を支えるリーダーとなる人材に対して関連分野の修士・博士習得機会を提供する長期研修員受け入れ事業をはじめ、JICA内でもユニークなテーマの課題別研修「世界遺産の適切な管理を通じた観光振興」、ベトナム・マレーシア・エジプト等の大学機能強化プロジェクトや、JICA長期研修員に対して広く近代日本の開発経験等を学ぶ機会を提供するJICA開発大学院連携プログラムなど、様々な協力事業を実施しています。

2019年8月には、JICA・立命館大学・筑波大学・拓殖大学の4機関による「マレーシア国の産業人材育成に係るJICA海外協力隊派遣の覚書」が締結されました。今後は立命館大学がコンソーシアムメンバーを務めるマレーシア工科大学・マレーシア日本国際工科院(MJIIT)における三大学からの日本語教育隊員派遣や現地学生に対する日本文化理解や日本語教育の充実化、ひいては日本とマレーシア間協力の一層の発展が期待されます。

今後、双方の連携により、立命館大学に蓄積された知見とネットワークの途上国における活用が一層進展するとともに、同学が国際協力の現場を教育研究に活用することで、将来の国際協力の担い手育成にもつながることが期待されます。


【独立行政法人国際協力機構と立命館大学との間の連携協定】
締結日 :2020年9月1日
署名者 :立命館大学学長 仲谷 善雄、JICA理事長 北岡 伸一
有効期間:締結日から5年間

連携対象分野:
(1) JICA研修員・留学生の受入れ
(2) 教員、職員、特別研究員等のJICA調査団への派遣
(3) 教職員等のJICA専門家としての派遣
(4) 教職員等及び学生のJICA活動への参加に対する支援
(5) 大学によるJICA活動と連携した教育・研究活動の実施及びJICA職員の参加その他の人事交流
(6) 施設の相互利用促進
(7) 前各号に掲げるものの他、双方が合意する事項