京都市内の市立高校から40人が参加!京都市教育委員会とJICA関西の共催「グローバルリーダー育成研修2022」

2022年9月5日

2日目:NPOアクセス・野田沙良さんと「フィリピンのスラム街・バーチャルツアー&若者との交流」

3日目:JICA平和構築部・齋藤有希さんと「ロールプレイ」で人権について考える

3日目:ウクライナ出身・京都市の英語補助教員アナスタシーア・ホロシコさんとのパネルディスカッション

5日目:それぞれのグループがアクションプランを発表。関西NGO協議会の栗田さんからアドバイスを受け、研修終了。これからそれぞれのアクションが始動する。

5日目にまとめた各班アクションプランの一部(付箋は参加生徒から寄せられたコメントやアドバイス

2022年の夏休み期間中(7月22・26・27日、8月18・19日)、京都で「グローバルリーダー育成研修」が開かれました。
この研修は、2021年度から「国内にいながら、国際社会に目を向ける機会を」「社会課題の解決に向けて行動するリーダーの育成に資する研修を」という主旨で、京都市教育委員会とJICA関西がタッグを組んで実施しています。

【この研修の特徴】
①社会問題にアプローチする京都のNGO、企業、JICAなど、様々な組織の関係者による講演が実施されること
②JICA関西と教育委員会が共同で企画し、生徒にとって有意義な研修となるよう練られていること
③京都市立の様々な高校から参加者が集うこと

今年度のテーマは「行動にうつすSDGs」。加した約40人の高校生達は、研修の最初の4日間で、講演やグループでのワークショップを通じて「SDGsの達成に向け、大人達がどのようなことに取り組んでいるのか、自分達にもできそうなことは何か」ということを知り、考えた後、5日目に自分の問題意識とその解決に向けた「アクションプラン」をグループで考えました。各グループからは、「フェアトレードの商品を扱う京都のお店をピックアップし、マップを作製したい」「大人とジェンダー問題について議論し、ジェネレーションギャップを埋めるようなイベントを開催したい」など、ユニークなアイディアが続々と出ました。
夏以降、考えた「アクション」を実践にうつし、12月に同じメンバーが再び集まってJICA関西で「成果報告会」を行う予定です。

●研修の主な内容
【1日目】関西NGO協議会・栗田佳典さんと「SDGsカードゲーム」で社会課題と私達の生活との繋がりを考える
【2日目】 NPOアクセス・野田沙良さんと「フィリピンのスラム街・バーチャルツアー&若者との交流」。教育の重要性を確認
【3日目】
(前半)JICA平和構築部・齋藤有希さんと「ロールプレイ」で人権について考える
(後半)ウクライナ出身・京都市の英語補助職員アナスタシーア・ホロシコさんと平和について考える
【4日目】
(前半)マザーハウス・月原光基さん、IKEUCHI ORGANICの益田晴子さんの講演を聞き「ビジネスで社会貢献・仕組みづくりで皆を幸せにする」ということを学ぶ
(後半)企業が果たす「つくる責任」を引き継ぎ「つかう責任」や「物の行く先」を考えるワークショップ
【5日目】「企画Day」 グループに分かれ、関心のある社会課題にアプローチするための「アクション」を考え、実施計画までまとめる