国際関係学部の学生が知りたいこと:JICA職員が京都産業大学で特別講演会を実施しました。

2022年12月20日

講演会の様子

講演会の様子

京都産業大学の国際関係学部の学生向けに行われた「国際協力・開発援助に関わる仕事セミナー」で、関西センター市民参加協力課の職員と2022年に入構した人間開発部保健第一グループの職員が「国際協力を職業に〜そのとき、なにが求められるのか〜」というテーマで大学生向けの講演会を行いました。
この講演会は、「国際関係学部で学びながらも、自分の具体的な将来像に悩む学生も多い」と京都産業大学の職員の方にお問い合わせをいただき、JICA関西が協力して講演会を行ったものです。

講演では、具体例を交えてJICA事業について紹介したり、就職活動を見据えた学生の目線で国際協力の仕事に就くときに求められる資質についても話しました。また、その資質の一つとして挙げた、「一つの物事を様々な視点から捉える」ことについて、身近な出来事でもその力を高めていくことができる実例として、学生にワークを交えて考えてもらい、様々な視点に基づく意見を発表してもらいました。

講演会を受け、「規模の大きいJICAだからこそ可能な協力手段を用いており、開発援助の可能性を感じた」「無償資金協力による物資の提供だけでなく、共同研究も行なっているという点が印象的だった」などといった声のほか、「新入職員の話を聞けたことで、国際問題や社会課題に立ち向かうことのできる人の資質について、具体的にイメージする機会になった」という学生の声もありました。

JICA職員の話を聞き、対話をすることで、「国際的な仕事をしている機関で働く未来像は夢でなく、より現実的に描くことができるようになった」と実感した学生の方も多かったようです。

京都産業大学ホームページに掲載の記事より(記事を書いた学生の方の感想)
→「今後、世界の多岐に渡る問題への意識は忘れず、世の中のことに目を向けて当事者意識を持つことを日頃から心がけ、様々な事柄に果敢に取り組むことが国際協力・開発援助を仕事にするためには重要であるということが学べた非常に貴重な時間でした。」