【レポート】最後のJICA特別派遣前訓練生 最終報告会(熊本県)

2022年1月17日

2021年12月27日に球磨地域振興局で、約半年間にわたって活動した、西山訓練生の最終報告会をレポートします。

「パワーアップしてまた人吉・球磨に帰ってきます!!」【最終報告】球磨地域振興局 西山 剛 さん(ドミニカ共和国 コンピューター技術 派遣予定)

【画像】経営工学をはじめ様々な知識と経験をお持ちの西山さん。
データとデジタル技術を活用する術を分かりやすく共有し、地元の方々と共にバラエティ豊かな取り組みを行われました。

以下、西山さんの活動(一部)です。
・人吉新聞社:電子紙面プロトタイプ作成・読者管理システムリプレース支援
・山江村ヤマメ生産組合:新規販路開拓・新規ビジネス立ち上げ支援
・あらいぐま人吉:被災地写真洗浄作業支援
・ブルートレインたらぎ:宿泊管理業務改善・売上管理業務改善支援
・人吉市教育委員会:学校支援ボランティア

【画像】また、JICAと球磨地域振興局という後ろ盾があったことで活動できたこととも言及され、「いろいろな経験や人との繋がりができたことに感謝し、これを活かします」と熱く語られました。
そして、西山さんの「どんなかたちかは分からないけれど、帰ってきますので、今後もよろしくお願いします。」という言葉に、リモートではなく、人と人が出逢うことの意味を改めて教わった気がしました。

※以下、活動へのコメントや訓練生へのメッセージを、一部ご紹介いたします(掲載しきれなかったものはご了承ください)。

(球磨地域振興局)
当初は、IT関係という分野の方の受け入れに不安もあったが、さまざまな活動を開拓してくださり、皆喜んでいる。帰国された時には、復興した人吉の町を見てほしい。

(二本松訓練所 総括)
西山さんが不在となった後、ここ球磨・人吉での活動が、地元の方々によって継続していただけるよう、最後まで尽力していただきたい。派遣国でも意識して活動を。

(青年海外協力隊事務局長)
国内の課題やチャンスを知る機会であり、日本のことを知ってほしいという願いを込めた、本訓練の目標を達成されていたと思う。
素晴らしい縁と、この経験で得たものを派遣国でも還元していただきたい。


※九州では、本訓練をもって、JICA海外協力隊 特別派遣前訓練(※1)は終了となり、2022年1月より、JICA海外協力隊グローカルプログラム(派遣前型)(※2)として始動します。
※2021年度春募集合格者のうち3名が熊本県芦北町と人吉市で活動を行う予定です。