熊本県八代市立二見中学校で出前講座を実施しました!

2022年9月21日

八代市国際課川上さんからのお話

くまなん事業協同組合の加隈さん、グエンさん、タティタインさんからのお話

ベトナムクイズを出題するベトナム人のお二人

元JICA海外協力隊タイ隊員の堤昌宏さんのお話

8月30日(火)に八代市立二見中学校で実施した出前講座についてレポートします!
「今、八代市に外国の人は何人住んでいるでしょう?」
こうしたクイズを出しながら始まった八代市役所国際課の川上さんのお話では、日本人だけでなく外国の人が互いに住みやすい生活環境を進めていくための取り組みを行っていることをわかりやすくご紹介いただきました。
(※2022年7月時点で八代市には2,856人が在住しています)

続いて、くまなん事業協同組合の加隈さん、ベトナムから来日している通訳のグエンさんと特定技能外国人のタティタインさんより、ベトナム語の挨拶や食べものについてご紹介いただきました。「日本に来て一番驚いたことは何ですか?」という学生さんからの質問にタティタインさんは「空気がとてもきれい」と答え、学生のみなさんにとっては普段意識しない日本の良さに気づく機会ともなりました。

最後に、JICA海外協力隊としてタイに派遣されていた堤昌宏さんより、現地での暮らしや活動についてお話いただきました。学生さんの代表者からは「ベトナムに関するクイズや食文化など、日本と違う文化について初めて知ることがたくさんあったのでとても良い経験になりました。堤さんの“失敗してもいい、挑戦することが大切だ”という言葉に、自分も挑戦していこうという勇気に繋がりました。将来外国の方と接する機会があったら、自分から歩み寄るなど、一緒に協力して生活がしていけたらと思う。」と感想が堤さんに伝えられ、協力隊体験談を通じて多くの気づきがあったようでした。

今回の講座を通じて学生の皆さんにとっては、ベトナムやタイの文化を知る機会となっただけでなく、外国の人とどのように互いの理解を深めていけばよいか考える機会となりました。

JICA九州では学校や市民団体様に対して、世界各国の開発途上国で活動経験のあるJICA海外ボランティア経験者等を講師として派遣する出前講座や、海外の文化・習慣への理解を深めるための多文化共生について学ぶ講座を実施しています。詳細はHPをご覧いただき、ぜひお気軽にお問い合わせください。