映画「まぶいぐみ」上映会とブックトーク（開催報告1月21日）

　1月21日、〈日系社会と沖縄のつながり〉をテーマに、映画「まぶいぐみ　ニューカレドニア引き裂かれた移民史」上映会とブックトークをJICA沖縄センターで開催しました。

　このイベントは「日系社会と沖縄のつながり」や「JICAと海外移住とのかかわり」について知ってもらうことを目的に開催し、47名の皆様にご参加いただきました。

　上映会では、今まで広く知られてこなかったニューカレドニア移民の歴史や、二世・三世が自らのアイデンティティを探し求める姿に触れ、みなさんそれぞれの思いと重ね合わせて時折涙ぐまれる場面もありました。

　映画の原作本『空白の移民史　ニューカレドニアと沖縄』の著者である三木健氏をゲストに迎えたブックトークでは、和やかな雰囲気の中、三木氏のおすすめ本の紹介のほか映画の裏話や登場した人々のその後について貴重なお話を聞くことができました。また、これから世界のウチナーンチュネットワークを担う若者へ向けて激励の言葉もいただきました。

　参加者からは、「戦争が引き裂いた家族が、何十年も経って再会できたことは感動で涙があふれた」、「ルーツを知る、辿る大切さを実感する映画だった。海外のウチナーンチュとのつながりは沖縄の財産だと改めて強く思った」などの感想が寄せられました。