jica 独立行政法人 国際協力機構 jica 独立行政法人 国際協力機構

最終合同調整委員会(JCC)を開催  (森林伐採モニタリングシステム改善を通じた商業伐採による森林劣化に由来する排出削減プロジェクト)

#13 気候変動に具体的な対策を
SDGs
#15 陸の豊かさも守ろう
SDGs

2025.03.28

2025年3月26日(水)、国際協力機構(JICA)とパプアニューギニア森林庁(PNGFA)は、ポートモレスビーにて「森林伐採モニタリングシステム改善を通じた商業伐採による森林劣化に由来する排出削減プロジェクト」 」の最終合同調整委員会(JCC)を開催しました。

会議中のJCCメンバー

プロジェクトチーフアドバイザー岡林氏による成果発表

本プロジェクトは、 PNGFAや森林伐採事業者による計画・監視・管理手順(Planning, Monitoring and Control Procedure: PMCP)や伐採規範(Logging Code of Practice: LCOP)の遵守を研修等を通じて普及し、択伐後の森林を回復するための天然更新手法の普及、さらには過去の技術協力で開発した森林資源情報管理システム(PNG FRIMS)の活用や、伐採事業による炭素モニタリング手法の開発と普及を推進してきました。

PNGFA側のプロジェクトマネージャーであるジェンキハウ氏による成果発表

森林研究所所長のフィリップ・シアグル教授

今回のJCCでは、プロジェクトチームより成果指標のレビューや主要な成果に基づいた提言が発表されました。これまでに、包括的な研修を通じた関係者のPMCPおよびLCoPに関する理解の深化、天然更新(ANR)の利用手引きの作成、3か所でのANRの試験導入、そして伐採に伴う炭素排出量のモニタリング・記録・報告の手法開発など、数多くの成果が挙げられました。

JICAとPNGFAの継続的な協力は、パプアニューギニアの持続可能な開発目標の達成に向けた大きな一歩です。本プロジェクトを通じた取組は、JICAがPNGFA職員の能力強化と主体的な活動の支援に力を入れていることを示しており、気候変動対策や環境保全に関する長期的かつ戦略的な開発の実現に貢献しています。

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