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「初等理数科教員養成校強化プロジェクト(STEPMAS)」最終合同調整委員会(JCC)会合で成果発表!

#4 質の高い教育をみんなに
SDGs
#17 パートナーシップで目標を達成しよう
SDGs

2026.03.23

2026年3月13日、ポートモレスビーにて「初等理数科教員養成校強化プロジェクト(STEPMAS)」第8回合同調整委員会(JCC)会合が無事に開催されました。本会合は、2021年にスタートした本プロジェクトが2026年3月に終了するにあたり、その最終節目の一つとなる重要な会合です。

今回の会合には、高等教育省(DHERST)、教育省(DoE)、国家計画モニタリング省(DNPM)、在パプアニューギニア日本国大使館、JICA、そしてプロジェクト専門家が出席し、これまでの成果の振り返りと、終了後の持続的な取組について活発な議論が行われました。

本プロジェクトは、将来の小学校教員がより良い算数・理科の教え方を身につけられるよう、以下を中心に支援を行っています:

・全国の初等教員養成校(PTC)に高品質な教材を提供
・各カレッジの講師の指導力向上
・標準化された学生用モジュールおよび講師用手引きの開発・活用促進

これにより、改訂されたカリキュラム(Standards Based Curriculum:SBC)に沿った質の高い算数・理科教育の実現を後押ししています。

Teachers’ manuals and student textbooks on display

教育省のPaul Ainui副次官(カリキュラム・基準担当)は、本プロジェクトが「極めて成功した技術協力」であると評価。また、PNGが掲げる「教育変革ビジョン2075」に触れ、アクセス・質・ガバナンスの改善に向けた改革の重要性を強調しました。さらに、教育省・高等教育省・GPE(教育のためのグローバルパートナーシップ)の連携や、2025–2028年のPNGでの教育方針である「PNGパートナーシップ・コンパクト」の開始、そして日本政府による継続的支援に対し深い感謝が述べられました。
特にSTEPMASのジェンダー平等の取組が、女子児童・学生の理数教育参加を後押しする点が高く評価されました。

日本大使館のBathsheba Mald氏は、日本によるPNG教育分野支援の積み重ねに言及し、
特に2018年以降、無償資金協力の経済社会開発(ESDP)を通じ約4,300万キナ(12億円)を拠出し、全国22州へ約200万冊の教科書と教員用指導書を届けたことを紹介しました。これらの教材は、地方教育事務所や15の教員養成校(PTC)を含む103か所に届けられ、次世代の教員育成に大きく貢献しています。

会合ではJICA専門家及びDHERST及びPTCのカウンターパートからプロジェクト完了報告書およびエンドライン調査結果が発表され、以下の成果が報告されました:

・PTC学生の算数・理科授業力の大幅な向上
・改訂SBCに基づいた教材の全国標準化
・DHERST・DoE・PTC間の協力体制の強化

また、プロジェクト内容の詳細をまとめたプロジェクト・デザイン・マトリックス(PDM)の更新、持続可能性戦略、デジタル教材活用、講師研修の継続など、未来への道筋も議論されました。

JICAパプアニューギニア事務所の松岡秀明所長は、「本プロジェクトは、全国のPTCにおける算数・理科教育の質向上を目指し、学生教材と講師用ガイドを開発し制度化するとても有意義な取り組みだった」と総括。計画された活動の多くが成功裏に実施されたことを確認し、プロジェクト終了後も引き続き関係機関の連携と協力が続くことに期待を寄せました。

JICA’s Chief Representative, Mr. Matsuoka Hideaki giving his speech

Group photo after the meeting

STEPMASは、PNGの教員養成システムを強化するための堅固な基盤を築きました。
本プロジェクトの成果が確かな形で受け継がれ、未来のPNGを支える多くの人材が育まれていくことを期待しています。

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