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空港改修が地域を変える ガーニー空港新ターミナル開所式とミルンベイ州の土木事情

#8 働きがいも経済成長も
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#9 産業と技術革新の基盤を作ろう
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#11 住み続けられるまちづくりを
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2026.09.30

写真1

JICA海外協力隊の中西です。この度は、ここミルンベイ州(以下、任地)の州都アロタウ郊外にあるガーニー空港で、2026年8月に開催された新ターミナルの開所式の様子をお伝えして、任地の交通・土木事情を紹介したいと思います。

ガーニー空港の名前の由来は、戦前にカンタス航空で先駆的なパイロットだったチャールズ・レイモンド・ボブ・ガーニー氏に由来します。この度の大規模改修工事では新ターミナルの建設、滑走路とエプロン(駐機場)の整備が主な工事であり、総工事費7,860万キナ(約28億円)、アジア開発銀行(以下、ADB)の支援を受けて実現されました1)。昨年と比べ、ターミナル周辺も整備され美しい外観(写真1:左が新ターミナル)となっています。

開所式には現マラペ首相、地元州知事、ADB役員、空港担当大臣、施工業者、地元関係者が参列しました。開所式では現首相らによる祝辞、教会による安全祈願、各地元の伝統的な民族舞踊が披露され、現首相らによるテープカットの後(写真2)、新ターミナルの内覧会が開催されました。将来的には国際線の受け入れも視野に入れた観光振興も期待され、任地の発展が実感されるところです。

写真2

新ターミナルには最新の設備(写真3)や広く開放的な出発ロビー(写真4)など旅行者の利便向上が見られ、真新しくきれいな施設が目を惹きますが、この度の最も大きな改修は滑走路やエプロンの拡張と加熱アスファルトによる舗装(写真5)です。加熱アスファルト舗装は従来の敷設した砂利(チップ)に液状アスファルトを散布するチップシール舗装と比較し、各段に滑走路の強度と耐久力が向上しています。

これらにより改修以前に比べて、ボーイングB737やエアバスA220(写真6)の大型ジェット機が就航するようになり、定期便の運航が安定的になったと個人的に感じています。

写真3

写真4

写真5

写真6

最後に任地の土木事情について、日本ではごく普通の加熱アスファルト舗装ですが、任地ではまだまだ一般的な工法ではありません。任地では交通量が増加する一方、道路の轍やポットホールが車両交通の支障となっています。チップシール舗装の限界を感じていますが、アスファルト工場は存在せず、アスファルト合材を加熱処理するプラントを自前で用意する必要があり、規模の小さい州政府のプロジェクトでは、なかなか加熱アスファルト舗装を採用できないのが現状です。

日本と違い、限られた資機材や予算の中、厳しい状況ですが、焦らず、同僚とともに、より良い工事の改善を提案できればと日々模索しております。

引用資料
1)パプアニューギニア国営放送(2026年8月22日)「Gurney airport upgraded facility opened」 https://www.nbc.com.pg/post/38938/gurney-airport-upgraded-facility-opened

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