南アフリカにおけるボランティア派遣
JICAは、アパルトヘイト政策が廃止され、マンデラ政権が樹立した1994年から3年後の1997年に南アフリカ共和国事務所を開設しました。ボランティア派遣に関する南アフリカ政府の期待は事務所開設当初から高く、2001年1月に青年海外協力隊に関する派遣取極め(注)を両国政府で交わしました。
この派遣取極めに基づき、2002年7月に5名の青年海外協力隊が着任し、南アフリカへ共和国へのJICA海外協力隊派遣が開始されました。その後、2012年には南アフリカ事務所が兼轄しているレソト及びエスワティニ(派遣開始当時はスワジランド)へのJICA海外協力隊(初代派遣はシニア海外ボランティア(当時呼称))の派遣も開始されました。
南アフリカ、レソト及びエスワティニにて、主に理数科教育、ITや職業訓練分野などへのJICA海外協力隊員が派遣されています。
(注)青年海外協力隊に関する派遣取極め
青年海外協力隊を派遣するための2国間の国際約束。2011年に南アフリカ共和国と日本政府の技術協定が締結された際に、南アフリカ政府との青年海外協力隊派遣取極めは失効しました。
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