所長挨拶

【画像】

JICA東京のサイトにご訪問いただき有難うございます。所長を務めております木野本と申します。

昨今の世界情勢は経済のグローバル化の一方で自国優先主義の台頭や移民問題などの排外的な動きも顕在化しています。流動的で先行きが見通しにくい状況を見るに、我々の住む世界は今大きな変革期を迎えているのかもしれません。それでも、世界の人口の多くが暮らす開発途上国に対して、その経済成長やさまざまな課題への支援を行うことの意義に変わりはなく、途上国の発展が世界の安定に寄与し、ひいては我が国にとっても大きな利益になることに疑いはないように思います。開発援助を担うJICAが果たすべき役割と責任は益々大きくなっていると感じているところです。

日本国内においても、人手不足による外国人労働者の受入れ拡大や、インバウンド旅行客の急増など外国との関係はより深く、より身近になってきています。国内の経済や地方創生を考えるうえでも、開発途上国を含む海外との関係は欠かせない視点だといってもいいのではないでしょうか。ここにも我々JICAが果たしうる役割はあると考えています。

2015年に採択された持続可能な開発目標(SDGs)は、地球上の誰一人として取り残さないと謳い、開発途上国のみならず、,先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものと位置づけられています。日本においても一人一人が主体的に関わり、地域や社会が一体となって取り組むことが求められているといえるでしょう。国内でSDGsを多くの人に知っていただき、より身近に感じていただくことも開発問題にかかわる我々の重要な役割だと思います。

JICA東京はこのような認識のもと国内で途上国や開発に関心をお持ちのさまざまな人や組織の結節点としての役割を強化することとしています。途上国からの研修員の受入れ、草の根技術協力、ボランティア事業、民間連携事業などJICAの事業に多様な人々の参画や提案をいただく場として、また援助を通じて地方創生など国内の問題解決に貢献する場として機能していきたいと考えています。

JICA東京は開発途上国と地域の方々をつなぐ窓です。皆さんのご来訪、ご相談をお待ちしておりますのでどうぞお気軽にお越し下さい。

JICA東京所長 木野本 浩之