所長挨拶

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JICA東京のサイトにご訪問いただき有難うございます。所長の田中泉です。
2022年度も早くも2か月が終わろうとしています。少し遅くなってしまいましたが、JICA東京を応援いただいている皆さま、また事業を一緒に作り出してくださっている皆さま、本年度もどうぞよろしくお願いいたします。

新型コロナウィルスが全世界で猛威をふるい2年以上がたちました。我々はwithコロナの時代における新たな国際協力のあり方を模索し、様々な試行を重ねています。
日本での学びの場を提供する研修事業につきましては、新型コロナ禍でも共創の場を作るという強い信念のもと学びの場をオンラインに移し遠隔研修として昨年度は全世界の約1500名と共創の場をともにしました。日本を含めた世界中の関係者がさまざまな開発上の課題についてともに議論し、また日本の現場の映像等の気付きのヒントを提供する遠隔研修の取り組みはコロナ禍ではありますが大きな成果を上げています。
また、コロナ禍で日本の課題にも積極的に取り組みを行っています。昨年度は日本にいらっしゃるベトナム人の皆さんに学びの場を提供、日本で生活する外国人の皆さんとの多文化共生などについて小中高の先生方とともに学ぶ研修の実施、学校の教室での海外の生活や事業の紹介などJICA東京ができることを行いました。より地域に根差した活動を強化するため、群馬県に高崎分室を設置しました。
さらに、2021年12月には群馬県と、2022年3月にはセイコーエプソンと包括連携協定を締結して、お互いの知識・経験・技術をもとに、開発途上国の社会課題の解決につなげていく取組を始めました。
日本で学ぶJICA留学生(長期研修員)の皆さんに積極的に日本の発展の歴史を学んでいただく機会も提供してきました。
NGOやNPO、自治体、民間企業の皆さんの途上国での活動についてもオンラインの有効活用を模索し継続しました。

コロナ禍の今、世界に目を向けると「分断」が一層進んでいると言われています。また、シリア、イエメン、アフガニスタン、ウクライナ等々国際秩序は不安定化を深めています。その中で日本の果たす役割もますます増えており、JICAの果たすべき役割はさらに大きくなっています。それに応えていくべく、本年度も引き続きwithコロナの中ですが事業を推進していきます。感染状況に十分注意しながら、この2年間での新型コロナウィルスに関する我々の学びを大いに活用し、様々な挑戦を継続していきます。感染状況に十分注意しながら研修員の日本での学びの場の提供、海外の現場での活動も増やしていく所存です。

JICAの組織ビジョンは「信頼で世界をつなぐ」です。人々が明るい未来を信じ多様な可能性を追求できる、自由で平和かつ豊かな世界を希求し、パートナーと手を携えて、信頼で世界をつなぐべく本年度も頑張る所存です。
JICA東京は、新潟県・長野県・群馬県・埼玉県・東京都・千葉県を中心とした地域の方々と、世界中の人びとをつなぐ結節点として開設されています。新型コロナウィルスとともに生きる時代、「信頼で世界をつなぐ」ことを皆さまとともに目指していく所存です。
本年度も皆さんのご来訪、ご相談をお待ちしております。どうぞお気軽にお越し下さい。引き続きのご支援をよろしくお願いいたします。

JICA東京所長 田中 泉