所長挨拶

JICA東京のサイトにご訪問いただき有難うございます。所長の田中泉です。

JICA東京は、1985年設立以来様々な「共創」の場としてその役割を果たしています。役割の一つが、開発途上国の抱える様々な課題に対応するためにおこなっている、多種多様な研修メニューの提供です。JICAにおける国内最大規模の研修実施機関として、日本国内の様々な関係機関の皆様の協力を得て開発途上国の皆様へ多くの研修を実施しています。研修は共に学び新たな価値を創造する「共創」の考え方に基づき、講義、視察、実習、プレゼンテーション、意見交換を通じ、参加者や日本の講師がともに学びあい新たな価値を共創することを目指しています。
また日本の大学院に留学し修士号や博士号の取得を目指す長期研修員の受入れ、支援もおこなっています。長期研修員が自国の開発に役立てられるよう、日本の開発や地域創生に関わる機会の提供もおこなっています。
JICA東京は埼玉県、千葉県、群馬県、長野県、新潟県、東京都の皆様とともに日本と海外の結節点、そして「共創」の場としての役割を担っています。地域で活動されているNGO、自治体、大学等の皆様が開発途上国で 実施される協力活動を共同で実施しています(草の根技術協力事業)。また、民間企業の皆様の優れた技術を開発途上国の課題解決に役立てる支援も行っています(民間連携事業)。日本の教育現場の先生方には、日本や海外で課題を体験しその解決方法を共に導き授業にいかに活かすか考える研修等の開発教育支援や、JICA海外協力隊の募集や帰国後の活動の支援も行っています。多文化共生や外国人労働者の雇用における課題についてもJICAらしい視点で地元の皆様と協力し、課題解決に向けた「共創」を行っています。
世界のグローバル化が進む中で日本の課題と海外の課題は複雑に関係しており、その両方を視野に入れて課題解決に取り組む必要性は高まっています。JICA東京は、地域の方々と世界中の人びとをつなぐ結節点として、その役割を高めていく所存です。

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皆様のご来訪、ご相談をお待ちしております。どうぞお気軽にお越し下さい。また引き続き一層のご支援をよろしくお願いいたします。

JICA東京所長 田中 泉