愛媛県立中央病院の協力を得て、研修用ビデオ教材を制作!

ビデオを通じて日本の医療現場における実際の取り組みを紹介!参加した研修員の反応は…?

2021年8月24日

オンラインで日本の病院の内部を体験! 

カイゼンは日本が発信する、安全性の確保と業務の効率を高めるための取り組みです。
愛媛県立中央病院では、医療サービスや病院管理の質向上のために、カイゼン活動が積極的に取り入れられています。そのため、JICA東京が実施している研修「カイゼンを通じた保健医療サービスの質向上」の教材として、愛媛県立中央病院のカイゼン活動を紹介する動画を制作しました。

院内で行われている物品管理の説明

ビデオでは、会議の様子や院内の様子を交えて、チーム医療における物品の適切な管理方法などカイゼンに関する具体的な取り組みを紹介いただきました。病院経営における取り組みの重要さや大変さ、組織を変えることのできる喜びなどもお話しいただき、研修員は食い入るように見ていました。研修はオンラインでの実施でしたが、病院の現場で実際に行われているカイゼンの活動について、ビデオを通じて学びを深めることができました。

愛媛県立中央病院の皆さんから研修員を鼓舞するメッセージをいただきました!
Our slogan for KAIZEN; "All for the Patient"

参加した研修員からは、「開発途上国だけではなく、先進国にもカイゼンの余地があることに驚いた。目標を達成するためにどのようにチームで取り組んでいくか、患者さんの安全と満足を実現させるための取り組みを見ることができてとても嬉しい」といった声や、「まずは自分の身の回りからカイゼンを実施していきたい」といった感想が寄せられました。中でも、病院の方々がカイゼン活動に前向きに取り組む姿勢に刺激をもらったようです。カイゼンを楽しむ姿勢が、活動を持続的なものにするためにも重要であると学びました。
このビデオ教材を参考に、知恵を出し合うことを楽しみながらカイゼン活動を先導していくことを願っています。

研修員の学びのためにご協力くださった愛媛県立中央病院の方々に、改めて感謝申し上げます。