International Advisory Board委員 ジョセフ・スティグリッツコロンビア大学教授との会合の実施

2018年3月27日

国際協力機構(JICA)は、3月27日、本部(東京都千代田区)にてInternational Advisory Board委員であるジョセフ・スティグリッツ氏(コロンビア大学教授)との会合を実施いたしました。

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International Advisory Board は、国際社会で活躍する国内外の有識者の方々から、開発途上国・地域の情勢や国際協力を取り巻く状況、2015年に国連が採択した持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)等の達成に向けた課題などを踏まえJICAの事業方針や取り組みに関する助言を得て、事業の戦略性の向上等を図ることを目的に、2017年3月に設置したものです。

スティグリッツ氏をお招きした今回の会合では、アフリカ地域における事業戦略、「質の高い成長」の促進とインフラ整備支援等の取り組みをテーマとして、スティグリッツ氏からはアフリカにおける新たな産業政策のあり方やアフリカの経済成長に向けてJICAが取り組むべき課題やそのための提言が示されるなど、活発な議論を行いました。

今回のスティグリッツ氏からの助言を踏まえてJICAは、アフリカにおける「質の高い成長」の促進とそれによる貧困撲滅に向けた取り組みなどを強化し、国際社会の平和と安定、繁栄に一層積極的に貢献していきます。また、2019年に開催予定の次回アフリカ開発会議(TICAD)(注)に貢献する取り組みについても構想を深め、推進していきます。

(注)TICADとは、Tokyo International Conference on African Developmentの略であり、アフリカの開発をテーマとする国際会議です。1993年以降、日本政府が主導し、国連、国連開発計画(UNDP)、アフリカ連合委員会(AUC)及び世界銀行と共同で開催しています。

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