SDGs指標の統計分析に関する研修を東京センター(JICA東京)が開始

2018年6月15日

本年5月~7月、千葉市の国連アジア太平洋統計研修所(SIAP)で、18ヶ国18名の統計官を対象とし、SDGsゴールの指標分析に必要な統計手法、ツール・スキルなどを習得するための研修を実施中です。
研修員は皆、自国の経済社会発展に向け、統計スキルをアップしたい、という熱意を持ち参加。一方、各国の社会情勢・経済状況により、関心ゴールは少し異なります。例えばイラクの研修員は、国際テロ組織の活動と石油価格下落が経済力と貧困率に与える影響に注目。アフリカ諸国の研修員は、安全な水の確保、教育の普及、公衆衛生などと貧困との関係性に高い関心が。そして多くの研修員が共通して関心を示すのは、ゴール8「働きがいも経済成長も」に関係するGDP成長率や就業率、失業率等の統計データ分析です。

アルバニアの統計局課長であるAlbanさんは「講義の質は高く、質問にも丁寧に答えてもらえ、大変満足!」。洪水被害や水の安全管理、都市地域の経済成長に関心があり、研修で得た統計スキルを活かした分析をしようと意欲を燃やしています。

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熱心に講義を聞く研修員

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アルバニアの研修員Albanさん