長岡高専と覚書を締結 -長岡発!モノづくりの力で日本とアフリカを変える共創社会の実現に向けて-

2020年7月16日

国際協力機構(JICA)と長岡工業高等専門学校(長岡高専)は、7月16日、「長岡モノづくりエコシステムとアフリカを繋ぐリバースイノベーションによるアフリカと地方の課題解決」事業(以下、本事業)の実施に関する覚書を締結しました。覚書の調印式には、長岡市磯田市長、長岡産業活性化協会NAZE大井会長、長岡技術科学大学山口学長補佐が参列する中、JICA加藤アフリカ部長と長岡高専原田校長との間で署名が行われました。

JICAは、本事業に先駆けて、2019年度に高専生の柔軟な発想と高い技術力を開発途上国の課題解決に活かすとともに、国際協力の現場を日本の若者の教育の場としても活用してもらうため、「JICA-高専イノベーションプラットフォーム」を設置しました(詳細については以下の関連リンク参照)。本事業では、長岡のモノづくりによるアフリカの課題解決と、アフリカからのリバースイノベーションによる日本の地方の社会課題の解決を目指しています。さらに、本事業の実施を通じて、アフリカの人材育成と日本の地方のグローバル教育にも寄与するものです。

本事業初年度は、循環型社会の実現に向けた持続可能な食糧生産・供給システム、及びモノづくりの力で新型コロナウイルス感染拡大防止という各課題を解決するアイデアをそれぞれ募り、長岡高専等とアイデアを磨き、試作品を製作し、アフリカ、または長岡でその試作品の検証・改良を行う予定です。本事業は、次年度参加校を増やし、最終年度(3年後)には全国の高専にも活動を展開して実施することを想定しています。

加藤部長による本事業の説明

本事業に参加する長岡高専生との記念撮影

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