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欧州地域におけるJICAチェア -2023年度

セルビア ベオグラード大学 ・日本企業の第二次大戦以降の栄枯盛衰
チュニジア ENA チュニス ・戦後日本の政治外交
ルーマニア、
ポーランド、
ブルガリア
ブカレスト経済大学(ルーマニア)、ブカレスト大学(ルーマニア)、ワルシャワ大学(ポーランド)、ソフィア大学(ブルガリア) ・和歌・俳句(百人一首、万葉集、松尾芭蕉)

これまでの実施事例

セルビア ベオグラード大学でJICAチェア オープニングセレモニーを開催

2022年3月22日、セルビア ベオグラード大学においてJICAチェアのオープニングセレモニーが開催され、同チェア初となる特別講義(オンライン)が開催されました。高原明生 JICA緒方研究所長による特別講義「戦後の日本外交と現代の日中関係」が行われ、同大言語学部の学生等100名以上が参加しました。講義後は、日本における世代別の対中認識に関する質問等、数多くの質問が寄せられ、活発な質疑応答が行われました。ベオグラード大学からは同大学の学生がJICAチェアを通じて日本の経験から学ぶ機会への期待の言葉がありました。特別講義終了後も、JICAは更に現地の日本研究を支援していきます。

トルコ 中東工科大学においてJICAチェア特別講義開催

2022年1月11日、トルコ共和国において初めてのJICAチェアの講義として、アンカラの中東工科大学(METU)アジア研究プログラムにて、緒方貞子平和開発研究所の高原明生所長による特別講義「戦後の日本外交と現代の日中関係」をオンラインで実施しました。講義にはボアジチ大学、コチ大学、アンカラ大学等でアジア・日本研究を行っている学生及び関係者、DEIK(トルコ経団連)所属の参加者等70名以上が参加し、質疑応答では予定時間を超え活発な意見交換がなされました。このような講義を経た後、JICAは現地日本研究の拠点づくりの支援をしていきます。

ウクライナにおけるJICAチェア特別講義の実施

2021年4月28日、キーウ工科大学(Kyiv Polytechnic Institute:KPI)において、JICAチェアによる特別講義(オンライン)が開催されました。モデレータはKPI社会学科長のPavlo Kutuyev教授が務め、DVD教材「日本の近代化を知る 7章」のうち第4章「経済成長と日本的経営」が教材として使用され、有識者や日系企業関係者も交えたパネルディスカッション、及び学生も交えた活発な質疑応答が行われました。KPIにはJICAが2006年から2011年まで技術協力にて支援を行った日本センターが設置されていますが、これに続く協力事業として、KPI及びJICAは同大学におけるJICAチェアの継続的かつ本格的実施を検討しています。

ブルガリア ソフィア大学での短期集中講座

JICAは西バルカン協力イニシアティブの下、ブルガリア等の周辺国とも連携して西バルカン地域全体の持続的な発展を目指し協力を行っています。2020年10月にJICAは、ブルガリアのソフィア大学日本研究学科において、在ブルガリア大使館との協力の下、JICAチェア(日本研究講座設立支援事業)の記念すべき第一号案件として、日本の開発経験を学ぶ短期集中講座を開講しました。講義は全9回で構成され、JICAと放送大学が共同で制作したビデオ教材「日本の近代化を知る7章」を用いてソフィア大学の講師が講義を行うことに加え、初回と最終回に日本人講師によるオンライン講義も実施しました。ソフィア大学の学生との活発な意見交換が行われたほか、日本の近代化を多様な観点から学ぶことができ、非常に有意義な講座であった、といった感想が聞かれました。