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※本頁は民間連携事業にご関心ある企業様向けのページです。
事務所メッセージ
ビジネスの力でモザンビークの開発課題解決に挑戦しませんか?
モザンビークについて
モザンビークと聞いて、どのようなイメージを思い浮かべるでしょうか?多くの方にとって、アフリカの遠い国という印象かもしれません。しかし、モザンビークは知られざる魅力と大きな可能性を秘めた国です。
アフリカ南東部に位置するモザンビークは、日本の約2.2倍にあたる約79.9万㎢の広大な国土を誇ります。人口は約3,362万人(2023年)で、公用語はポルトガル語です。約40もの多様な民族が共存する、多文化が息づく国家でもあります。
歴史を紐解けば、8世紀にはアラブ人が、15世紀末にはヴァスコ・ダ・ガマが上陸した記録が残されており、国内唯一の世界遺産であるモザンビーク島は、その豊かな歴史を今に伝えています。織田信長に仕えたとされる伝説の人物、弥助もモザンビーク出身と言われるなど、日本との意外な繋がりも歴史の中に刻まれています。
モザンビークは1975年にポルトガルから独立し、1977年から1992年まで続いた内戦終了後、年平均約7%という著しい経済成長を遂げてきました。しかし、国民一人あたりのGNIは540米ドル(2023年)と、依然として多くの国民が経済成長の恩恵を十分に受けられていない現状があります。国連の人間開発指数では191か国中185位(2022年)と、世界でも最貧国の一つとされています。
モザンビークには、サイクロンなどの自然災害への脆弱性、気候変動の影響、高い貧困率、地域間の格差、教育や医療へのアクセス改善、そして北部地域における治安情勢の安定化など、いまだ多くの開発課題が山積しています。しかし、これらの課題は同時に、日本の質の高いインフラ技術やイノベーション、持続可能な開発への知見が大きく貢献できる分野でもあります。
「アフリカの新たな成長の地」としてのモザンビーク
モザンビークは、アフリカ大陸の東南部に位置し、インド洋に面した地理的特性を活かして、地域の経済的なゲートウェイとしての役割を果たしています。2,500kmに及ぶ海岸線を持つこの国は豊富な天然資源を有し、特にアフリカ有数の大規模な天然ガス資源を有する北部ロブマ盆地での液化天然ガス(LNG)プロジェクトは、今後の国家経済を牽引するプロジェクトとして大きな期待が寄せられています。近年は特にエネルギー分野への外国直接投資が活発化していますが、農業や観光業にも大きな潜在力を秘めています。
また、南部アフリカ開発共同体(SADC)の一員として、地域内での経済的な連携を積極的に進めています。特に首都マプトは南アフリカ共和国に近接し、経済的・社会的に強い繋がりを持っています。北部地域では、JICAが長年開発協力に取り組んでいるナカラ回廊を通じて内陸国へのアクセスを可能にしています。この回廊は、日本がTICAD6で表明した三重点回廊の一つであり、資源が豊富であることから、日本企業の民間投資促進およびエネルギー安全保障の観点からも注目されています。さらに、欧米が支援を表明するロビト回廊との連結構想も浮上しており、内陸国との連結性のさらなる強化が期待されます。
JICAモザンビーク事務所について
モザンビーク事務所には、日本人と現地スタッフ合わせて約40名が在籍しています。2003年4月に事務所を開設し、モザンビークの人々と共に事業に取り組んでいます。現在は、鉱業・農業開発や港湾・交通インフラ整備などの「産業育成および経済インフラ整備」と、保健・衛生、教育の質向上などの「基礎的社会サービスの向上」に加え、安全な水資源の確保、環境保全、防災・復興支援を大きな柱として活動しています。1975年の独立以来、モザンビークは多くの社会課題に直面してきましたが、JICA事業を通じて着実に進展を遂げています。
JICAは、日本とモザンビークの架け橋となる人材の育成にも力を入れています。例えば、ABEイニシアティブでは、アフリカの若手人材が日本の大学で修士号を取得し、日本企業でのインターンシップを通じて実践的なビジネス経験を積みます。これにより、日本とアフリカ間のビジネス連携を促進する人材を育成しています。
モザンビークABEイニシアティブ帰国生同窓会の情報はこちら
これらのプログラムを通じて、モザンビークの社会課題解決を促進するとともに、日本企業との連携を一層強化しています。モザンビークのさらなる発展のため、JICAは日本企業との連携強化や新たなビジネス機会の創出に取り組みます。
幅広い分野で活躍しているモザンビーク出身のJICAプログラム修了生が、それぞれの成果を披露するために一堂に会しました! | アフリカひろば - JICA
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JICAモザンビーク事務所 民間連携事業担当
mz_oso_rep@jica.go.jp
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