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- JICA国内事業部 草の根の国際協力を広めよう!-ペルーのオンラインセミナーで活用-
JICAの草の根技術協力事業を紹介
JICAの市民参加協力事業では、市民やNGO、自治体、大学、民間企業などの幅広い層の国際協力活動への参加を支援し、様々な形で連携しています。
今回、市民参加協力事業の中でも、特に大きな柱の一つである草の根技術協力事業について広く知ってもらうために、JICA-Netマルチメディア教材「国際協力を日本の文化に〜草の根技術協力事業〜」を作成しました。
ペルーのNGO向けのオンラインセミナーで活用
草の根技術協力事業を紹介するペルーのNGO向けオンラインセミナーを開催しました。
2023年3月16日(木)19:00 – 20:30 (ペルー時間)にJICAが実施したペルーのNGO向けオンラインセミナーで、教材のスペイン語版を上映しました。
本セミナーは、NGO-JICAジャパンデスク・草の根技術協力事業等の紹介による事業の認知度向上を図るとともに、ペルーの現地団体のニーズや課題を把握する場とすることで、今後のJICAとの交流促進、新規案件形成のきっかけづくりを図ることを目的に実施したものです。セミナーには、ペルーのNGOおよび関連団体合わせて約60名が参加しました。
草の根協力の実例を知ることができる教材
教材では、草の根技術協力事業を具体的に知ってもらうため、制度についての解説に加え、3つの事業型別に好事例を取り上げ、現地カウンターパートの生の声を紹介しています。
国際協力の経験が少ない団体向けの「草の根協力支援型」では、イランのバリアフリー支援事業の「NPO法人イランの障害者を支援するミントの会」の活動を、地方自治体が主体となって提案する「地域活性型」では、「一般社団法人滝川国際交流協会」が行うモンゴルで現地の農家の収入向上を目指した取り組みを、豊富な経験と実績を持つ団体向けの「草の根パートナー型」では、同協会の、モンゴルの土地に適したたまねぎを開発しようという品種改良の取り組みを見ることができます。
一般社団法人滝川国際交流協会では、モンゴル人スタッフのガンチメグさんを中心に、モンゴルの土地に適したたまねぎを開発する取り組みを行っています。
セミナーの導入として、貴重な多言語の教材として
教材は、日本語、英語、スペイン語、フランス語で作成されています。
1時間30分のセミナーの冒頭で教材(ダイジェスト版)を上映し、参加者に草の根技術協力事業の概要やイメージを持ってもらうことで、その後の詳しい制度説明や(注)実施中の案件の紹介、関係者の体験談の共有に繋げることができました。
セミナーの導入として教材を活用できる点はとても有効だと感じました。
また、スペイン語で草の根技術協力事業に関して説明した資料や動画が他になく、動画やイラストでわかりやすく説明されている点でも貴重な教材であると思います。
教材は日本語、英語、スペイン語、フランス語で作成しているため、様々な地域で草の根技術協力事業を紹介する機会に繋がります。
本教材は、今後草の根技術協力事業への応募を検討している団体や、JICAが実施している市民参加事業に興味・関心のある団体、国際協力に関心のある一般の方から、すでに経験があり、次のステップを目指す団体まで幅広く使える教材です。
教材が、様々な形の草の根レベルの国際協力への理解を深め、活動を活性化し、国際協力を身近に感じられる社会への手助けとなれば幸いです。
服部 由起
JICA国内事業部
大城成美
JICAペルー事務所NGO-JICA ジャパンデスク
*市民協力事業を紹介したJICA-Netマルチメディア教材「国際協力を日本の文化に~市民参加~」も作成しています。あわせてご覧ください。
このページで紹介している教材
国際協力を日本の文化に〜草の根技術協力事業〜
JICAの市民参加協力事業の大きな柱の一つである草の根技術協力事業は、途上国での国際協力活動を広げていくために、ぜひ活用していただきたいスキームです。
実際に企画や実施を行う際のポイントを紹介していきます。
草の根技術協力事業への応募を検討・実施する団体に対して、草の根技協の重要な視点や3つの事業形態について理解を深めるためのツールとして作成されています。
また、プロジェクトを成功させるためのポイントを具体的な案件事例と共に紹介し、事業の質向上に繋げることが期待されます。
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