すべての人が、テクノロジーを武器にして活躍できる社会へ

【企業情報】
企業名：株式会社DIVE INTO CODE
所在地：〒150-0044 東京都渋谷区円山町28番4号大場ビルA館
事業内容：人材育成・教育サービス
インターン受入人数：夏期インターンシップ（のべ32名）、修了時インターンシップ（のべ24名）
企業ウェブサイトURL：https://diveintocode.jp/

DIVE INTO CODE社は人種や性別・年齢に関係なく、「すべての人が、テクノロジーを武器にして活躍できる社会をつくる」をビジョンに掲げ、プログラミングスクールを運営しています。あふれる情熱で日本国内での事業のみならずアフリカ、アジア各国へ着々と進出しています。
海外進出に向けてはJICAインターンシップを利用し、数多くのアフリカ・アジアの留学生にIT教育と日本企業の商習慣を学ぶ機会を提供してきました。特にアフリカにおいては、インターンで受け入れたABEイニシティブ研修員を通じて、アフリカへのビジネス進出に取り組んできました。今回はABEイニシアティブの研修員と連帯してセネガル・ブルキナファソの2か国への進出した事例について紹介します。

セネガルへの進出には2名の研修員が活躍してきました。2019年3月から修了時インターンに参加したセネガル出身のSERIGNE MAKHTAR TALLさん（ABE第3バッチ、2016年来日）は、インターンシップ中にDIVE INTO CODE社の事業をセネガルで展開するビジネスプランを作成しました。母国に帰国後、同社のアフリカ展開営業統括責任者として勤務して、セネガル国内の協業パートナーの候補選定から営業活動を本格的にスタートしました。DIVE INTO CODE社の代表取締役である野呂氏が2020年に外務省主催のアフリカ貿易・投資促進官民合同ミッションに参加して、セネガルを訪問した際には、現地の政府機関・教育機関との関係性の構築にも貢献しました。その結果、公立のオンライン大学であるUniversity Virtual Senegalや私立大学のIACD-Barack OBAMAとDIVE INTO CODE社の間でMoUの締結を実現しました。こうした取り組みが評価されて、JICA中小企業・SDGsビジネス支援事業案件化調査の採択が決まり、「セネガル国高度IT人材の育成と日本のプロダクトオーナー育成のビジネス案件化調査（中小企業支援型）」の実施につながりました。

• JICA中小企業・SDGsビジネス支援事業

セネガルのオンライン公立大学では、フランス語版のプログラミング学習コースが今後提供される予定となっています。セネガルでは特に地方などで教育へのアクセスが制限されていることが問題です。公立大学にオンラインコースを導入することで、地元から通学可能な大学がない若者にも平等に教育機会を提供することに繋がっています。

セネガル進出で活躍した2人目はMOUHAMED DIOPさん（ABE第5バッチ、2018年来日）です。2020年10月から6か月間の修了時インターンに参加し、エンジニアとしての才能を高く評価されてきました。インターンシップ中から日本人受講生へのオンライン学習サポートや、シエラレオネ経営技術大学・ベトナムホーチミン市工科大学で実施されている機械学習エンジニアコースの授業・補講を担当していました。セネガルへ帰国後もDIVE INTO CODE社で現地採用となり、サービスマネジメントチーム・オンラインユニットのマネージャーとして現在もチームを牽引しています。
ブルキナファソへの進出においては2020年7月から修了時インターンに参加したMIYEMBA LOMPOさん（ABE第5バッチ、2018年来日、ブルキナファソ）が活躍しました。LompoさんはWebエンジニアコースの初のブルキナファソ人卒業生として、インターン修了式で現地でのビジネスプランを発表しました。そして、帰国後は在ブルキナファソ日本大使館の加藤大使から紹介があったジョゼフ・キゼルボ大学でのWebエンジニアコース（AOTS寄附講座）実施に大きく貢献しました。Lompoさんは現地の大学担当者とDIVE INTO CODE社を繋ぐ役割を担い、大学側と連携してコースを実施する上で必要となる申請書類の作成や受講生の選抜などを現地側から支援しました。

このように多くのABEイニシアティブ研修員の活躍もあり、DIVE INTO CODE社は着実にアフリカ進出を進めています。同社の取組は「質の高い教育をみんなに」、「働きがいも経済成長も」「産業と技術革新の基盤をつくろう」「人や国の不平等をなくそう」といったSDGsの達成にも貢献しています。今後もDIVE INTO CODE社の世界進出から目が離せません。